ダンスの競技の動画配信って、なかなか満足度が高くないですよね。
撮り方や公開方法もこれがベストというのはなかなかない。。
全体or注目選手、有料or無料、全身or誰か分かるように顔を撮る などなど
インターネットを見ていたら、興味深いものが2つありました。
スワイプビデオ
バレーボールの中継は、最近ボールを追って自動的に動画を作成するAIカメラなどを使ったものもありますが、ダンスではちょっと使えないですよね。ゼッケンにセンサーなどを埋め込んで自動追尾でもできればよいですが。。
でもAmatetelus社が提供しているSwipe VIdeoのサービスなどは良さそうだなと思いました。
SwipeVideoとは複数台のカメラで撮影された映像をスワイプすることで自由に視点をスイッチングしながら視聴できるもので、専用のアプリ等を必要とせず簡単にWeb配信することが可能だそうです。
例えば、フィギュアスケート国別対抗戦2023 などで行われています。画面をスワイプすると別アングルからの動画が見れるというもの。
ダンス競技のファイナルなどは、できれば複数のカメラでそれぞれの選手を追って見れればよいのですが、それがむずかしいとなれば、このようなマルチアングルでもかなり「あそこが見たいのに」という不満が解消できそうです。
有料配信のプラットフォームもあり、割と導入は楽そう。
お気に入りシーンのシェアもできるとか。。
やはり競技ダンスの選手は有名になることも重要な要素なので、事前に画像の使用許可をとっておくなどで解決できるのではないでしょうか。。
サンボマスターの音楽ライブは、メンバーそれぞれを追いかけるカメラや、観客の撮影する映像も配信するなどしているのだとか。。
スワイプビデオのように機能が充実していたら、有料にしても喜ばれますよね。やはり、一般の人が撮影するものより優れたクオリティ、映像美(Marius Mutin氏みたいな)か、または機能面(このスワイプビデオなど)での差別化が図られないと、有料としての満足度は得るのは難しいかも。
ついでに言うなら解説のオン・オフも欲しい。。音楽が聞こえずらいし。。「笑顔がいいですね」みたいなコメント連発や雑談的なものは、繰り返して見るときはあまり要らない気がします。
ボリュメトリック
もう1つは、ボリュメトリック技術というものです。
YouTubeで見つけた、ダンスコンテンツとして面白かったのは次の2つ。
ボリュメトリックキャプチャ デモ映像作品 【ソニー公式】
次のバレエの方は背景を合成しているせいか。。なんだかゲームの中みたいです。
23年12月開催】ウクライナ国立バレエ「雪の女王」ボリュメトリックPV
じつは、野球やサッカーなどではすでに導入されているものがあり、テレビなどで見かけたことがあると思います。
動画や説明を見ていたら、競技ダンスにも親和性があるのでは?!と思いました。試合では複数組が踊るので、すべてを見ることはできないし、また自分の見ているアングルでしか見ることができませんが、この技術だと可能になるようです。
以下、キャノンの説明から。。
「ボリュメトリックビデオ技術とは、撮影画像から3D空間データを再構成する技術です。
複数のカメラで撮影された映像をつないで切り替えるのではなく、3D空間データを生成することが特徴です。 3D空間データであるため、空間内の自由な位置、角度からの映像コンテンツを生成でき、3D空間データを変換することで、2Dの自由視点映像、3D空間データを活かしたVR/ARコンテンツなど、様々なアウトプットを提供することが可能です。」
複数のカメラで撮影された映像をつないで切り替えるのではなく、3D空間データを生成することが特徴です。 3D空間データであるため、空間内の自由な位置、角度からの映像コンテンツを生成でき、3D空間データを変換することで、2Dの自由視点映像、3D空間データを活かしたVR/ARコンテンツなど、様々なアウトプットを提供することが可能です。」
でも今はボリュメトリック用のスタジオが多くあるようなので、プロモーションビデオとして作るのは、ハードルが低そうです。世界のトップクラスのダンスをこんなので見てみたいな。。。どの組のを見てみたいかな?と考えるのも楽しい。。
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