■WD2024、世界のスタンダード、スター選手の熱演!

2024-12-16

standard

 

日本、東京にてスタンダードの世界的なスター選手達の踊りが見られるイベント、ワールド・ダイアモンズ・ダンス・フェスティバル。12月15日に行われました。

私自身このところちょっとバタバタしており、今年は行けないかもと心配になりましたが、なんとか行くことができました。よかった。。

世界のダンス界も団体が分裂していますが、それを乗り越えWDC/WDO系とWDSF系と様々なダンサーを呼んでいます。動画でじっくり見るのもすごく良いですが、やはりライブでみると衣装がキラキラしていたり、ダンサーたちのこの世のものとも思われないくらいのスタイルの良さや美しさが際立ち、圧倒されました。

以下箇条書き的に、個人的な感想を書き留めておこうと思います。

■全体
・会場のしつらえ、パンフレット等もセンスが非常に良くスッキリとしていて素敵。でも最近、海外の試合やショーを目にすることが多いせいか、日本の試合やショーはちょっとおとなしく感じてしまう、かな。。
・お教室の関係者以外の、一般の人にもチケットを販売してくださっているのはありがたい。やはり仲間内だけだったり、一見さんお断りな感のところも多そうなのですが、ダンスの普及という点も考えるとこのような対応は立派だと思う。事務の手数などは大変かもしれないので頭が下がります。
・撮影・SNSもOK!!インスタライブもしていたし、おそらく今後動画も出してくださると思いますが、スゴイ!!
・テーブル席が昨年より増えた?かも、お客様は多数で熱気がありました。椅子席の人達は去年は少し前に立ってみることもできましたが、今年は規制線がありNG。
・お値段も昨年よりUP(ディナーSS特別席¥要相談。ディナーSS席 ¥65,000(昨年6万円)など)。海外スターダンサーを大勢呼んでいるし、日本ダンス界全体もUPしているらしいので致し方ないとは思いますが。。クラシック音楽界で話題のベルリンフィル・ヴァルトビューネ河口湖がアリーナ席5万円、S席4万5千円(→パンフ)で「高い!」「日本オケの10回分」と驚かれていることなどと比較すると。。20代30代の人が公演等に払えるのは1万円/月くらいまでと言っている人もいたので、はやりダンス界は一般社会と乖離しているのかもですね。
・ダイアモンズ・ダンサー(スタスとキャロリ)もお客様?とのデモをしていた。
・日本のイベントらしくほぼ時間通り、帰りの交通案内や手配等もきめ細やかでスムーズ。


■グレン&キャロリー
・今年は5種目すべて。
・彼らの持ち味のゆったりした優雅な感じが素晴らしかった。日本のお客様には受けそうだな、と思った。近くにいらしたおじさまも「あんな風にデモ、おどりたいな」ともらしておられました。
・司会のクリスの話しぶりからも、全体的に彼らのターンプロをお祝いするトーン。去年とかも将来プロのチャンピオンになると思うみたいな話ぶりなのだが、、彼らだけよんでいるなら、ですけど、他のスター選手もいるのにとちょっと微妙かな、いろいろ難しいものですね。でもやっぱりチャンピオンに内定しているのかな、、ダンスの試合って。。

■マディス&リイス
・難しそうなフィガーもバンバンいれているけれど、さりげなくこなしているあたり、やはりレベルは一段上の選手だと思った。常に試合やショーの格を上げてくれる選手だと感じる。。
・去年と同じ曲も、構成を変えてブラッシュアップ。試合もそうだが、常に向上し続けているのがスゴイ。心なしか若い人(選手?)の声援が多い感じ
・リイスのドレスも他の組と違って、全部新しいのだと思う。。クリスもエピソードとして話していたが、ドレスもたくさん作っているみたい(たしか今年21着って言ってたような)。

■エヴァルダス&イエバ
・スローなど、彼らの持ち味のベルベットのようななめらかで上質な雰囲気を味わえた。
・たしか彼らだけ1種目少なかった。クィックも前半はスローだったけ?みたいな構成で(去年と同じかも)、、やっぱり手術で来日できないこともあったし体調がそこまで良くないのかな、とちょっと心配になった。
・たぶんEMのドレス?。華やかでイエバにすごく似合っている。。一時期はトップ選手がこぞって着ていて、、WDSFが盛り上がっていた時代を思い少しノスタルジックに。

■スタス&ナタリア
・海外のショーでやっていた、ナタリアがパンツドレス姿の軽妙洒脱なクィックが見たいと思っていたのが見れて嬉しかった。
・スタスは動画で見るよりシュッとしていてカッコいいし、二人の踊りにもファイナリストらしい貫禄を感じられた。
・ウクライナ出身のスタス&ナタリアはWDO派で、WDC(ややロシアに寛容)の試合にはあまり出ていないと思うが、司会のクリスはWDCの重鎮だし。。今のダンス界や世界情勢の難しさをなかなか感じてしまった。

■ディマ&オルガ
・かつてWDSFの帝王だったことを思わせる存在感。やはり華やかでゴージャス!ロシアなので、来日して踊るのも久しぶりのせいか、張り切っていて、サービス精神旺盛な感じ。
・オルガのドレスの石がキラキラ(いやギラギラなくらい!)で豪華だった。
・ショーということもあるのだろうが、ダンスよりポーズ&見栄を切る切る!みたいのが若干、目立つ印象かな。。日本のお客様はデモダンスで慣れているのか、すごく受けていた感じ。(私は、スケオタの親戚がすぐに「あれ休んでいるよね」とか言うのでちょっと普通の人と感覚が違うかもです)。

■クリストファー・ホーキンス
・いつも通り、日本語の司会なのに立て板に水のごとく、ですごいと思った。でも、ディマが確かスローの途中でマイクをとり英語で話し始めて、クリスに「はい、日本語にして」みたいな時は想定外だったみたいで、ちょっとだけしどろもどろな感。やはり台本等があり、きちんと準備して臨んでいるのかなと思った。講習などの様子を見ていても、すごく緻密な感じだし、、だとしたら、あれだけ自然に話しているのはすごいと思った。
・ダイアモンズ・ダンサーが全員踊るフォーメーションの振り付けもしていたみたいだし、世界各地を巡ってジャッジや講習もしていて、現役引退後も現役並み、いや現役以上に忙しいのかも。。



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