土日あわただしく過ごしていたら、ドロンさんのブログでアンドリュー・シンキンソン氏が亡くなられたことを知り驚きました(→こちら)。
もうすぐUK Openということで、多くの選手にレッスンをされていたようなのですが、そのさなかに心臓発作で、だったそうです(→tomoko先生のブログより)
著名なコーチとして活躍、トップクラスからジュニア、日本人ダンサーも多くお世話になったそうで、多くの人が悲しみに包まれています。
The King of Foxtrotと言われていたそうで、キャンプなどで模範演技をすると選手たちの目が吸い寄せられていく様子も良く見かけました。
そんな彼の現役時代を存じ上げないので、少しだけ調べてみました。
パートナーは4人。
Loraine Barry (1985~1993)
・アマチュア時代、1987~89の3年間チャンピオンとして君臨
・アンドリューと約4年間結婚もしていた。離婚後も1年半は一緒に競技(→Evokeというところの記事)
・プロになり1992のブラックプール(単科戦)のフォックストロットで、ヒルトン組、ジョン・ウッド組を抑え1位に。これがthe king of foxtrotといわれる所以でしょうか。。
・しかしその後スプリット。1994~ルカ・バリッキ氏と組み、ヒルトン組の後のチャンピオンとなる。
・バリッキ氏と13年ほど結婚していたが、破局(→ドロンさんの記事。このほかにもいろいろとバリッキ氏の記事があり参考になります)。その後ロレインも別の方と結婚。そのバリッキ氏も先日ダンス教師としても引退されるというお話がありました。
Eleny Fotinos (1995)
・ブラックプールに出場しますが、2位のバリッキ&ロレインの後塵を拝す6位に。このあたり、DSHの10ダンスチャンピオンの菅原君の動画にもありましたが、ペアが変わると順位が下がるリスクもあるということでしょうか(→動画。しかしバリッキ氏はUpしたので、いろいろあるのでしょうね)
Adele Preston(1996~1997)
・アデルさんと組んだUKは4位。
・その後アデルさんは日本の田中先生と組み、ブラックプールのファイナリストに。
Charlotte Jorgensen(1997~2000)
・2000年のUKでバリッキ組、スキアーヴォ組に次ぐ3位で引退を表明
アンドリュー氏はロレインさんの後、Irina Galperinaさんというロシア出身の女性(Alexander Lebedev とアマチュアで活躍していた)とご結婚。ロンドン・ボールの大会などを主催されていたようです(→ロンドン・ボール2022より)
穏やかそうな風貌のイメージが強かったのですが、かなり劇的な選手時代だったのですね。その後、教師としては一線級で活躍し続けました。
1992 Andrew Sinkinson and Loraine Barry at The UK Open Dance Championships
Charlotte Jorgensen & Andrew Sinkinson
スモーキー・フォックストロット、という言葉を思い起こさせる、まさに芳醇で大人の渋さ・カッコよさを感じる踊りだな、と思いました。
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