■Dの旋律風、でもバレエ×タップ。超絶技巧のスティーブン・マックレイ

 ロイヤル・バレエのスティーブン・マックレイ、６月ころに来日予定（国立に客演）で話題です。

彼はオーストラリア出身でローザンヌのコンクールで優勝。このコンクールは決勝でクラシックとコンテンポラリー2種類を一人ずつ踊ります。その時のコンテンポラリーがタップで話題をさらいました。ロイヤルに行った後もタップもやっていて、今度来日のアリスもマッドハッタ―役で多分タップもあるはず。

そんな彼が、ダンスファンにはおなじみのDの旋律風のフォーマットで踊っている動画があります。超絶技巧だし、シェネみたいなスピンもスゴイ。

日本の社交ダンスのお客さまは優しいから、ちょっとやったくらいで大喝采で暖かい感じ、、ですが、バレエの超絶技巧を見てしまうと、え？これくらいで拍手もらえるの？と逆に新鮮な驚きなのでした。

Steven McRae performs Czárdás during World Ballet Day 2015 (The Royal Ballet)

（1:05位から踊りが始まります。）

タップって上半身の動きがゆるッとしている時もあるな、と思うのですが、マックレイ先生は隅々まで神経が行き届き美しい。バレエとも違う、ちょっとパソとかラテンな動きもありますが、本当にきれい。。肘からひきあがる美しいラインとかさすがです！

そしてローザンヌの時の動画。今はコンテンポラリーはいくつか候補があってその中から選んで踊るのですが、この頃は自分で探してよかったんだと思います。なので、タップ？！なんか広がりがあっていいですよね。いいものはいい！！

でも以前は振り付けがひどいのもあったらしく。。TVの辛口解説者（でも有名バレエ学校の先生）が「なんですかこれ？彼女は素晴らしいダンサーなのに、こんな振り付けではかわいそう」みたいなこともあったらしく（振付のプロでなく、お教室の先生が振付けたらしい）、、候補から選択式になったのかもと勝手に思っています。

ともかくもまだ細く若いベイビーマックレイ（１７歳）です！観客も最初は「え？マジ？タップ？！」って感じですが、だんだん引き込まれて行って最後は大歓声！！

Steven McRae - Op13

2003年2月で17歳だから、そろそろ40歳が見えてくるころかな。。来日でマッドハッターが見れるチャンスも最後？貴重かもとささやかれています。

スピンがスゴイと言えばこちら。。シェネで回って途中で３回転のジャンプをさりげなく繰り返す。。このくらいで拍手喝采なら納得かな～。

女性のこれまた超絶技巧のフェッテの後、始まります。。

Raymonda - Tamara Rojo, Steven McRae

いや、これは大興奮だ！

そしてマッドハッター！衣装も素敵。。

Alice's Adventures in Wonderland – Mad Hatter's Tea Party (The Royal Ballet)