社交ダンス、スタンダードを見ていて時々思い出すのが、次の動画。
独り身の寂しいおじさんが、お人形相手に晩餐とダンス。
ちょっとモダン・バレエぽいローラン・プティ版のコッペリアです。
でも、社交ダンス、競技ダンスの人も見てほしい!!(笑)
この動画では振付家のプティ本人がダンサーとして寂しい老人コッペリウスを演じています。寂しい、でも楽しそう。。
すごく上手いし演技派。笑っちゃうんですけど。。
ローラン・プティの バレエ「コッペリア 」 第2幕から(COPPELIA Un ballet de Roland PETIT)
初めて見た時は、え?これ人形??って感じ。本当に踊っているみたいじゃないですか?!でもぐるぐる回ると遠心力でボディが。。今知ってみていてもやっぱり衝撃的。
ちなみにローラン・プティはフランスのバレエの振付家(1924~2011)ですが、1950年代黄金期のミュージカル映画でも振付けを手がけています。
このプティ版のコッペリアは日本の新国立劇場バレエ団がやっていて、あらすじも分かりやすい動画を作ってくれています。こういうのがあると見に行こうかな~と思いますよね。宣伝上手い!
3分でわかる!バレエ『コッペリア』|新国立劇場バレエ団
コッペリアって音楽がウキウキする感じでいいんですよね~。昔パリで公演の後、この動画の始めのマズルカを鼻歌歌いながらスキップしている若者がいてかわいかった。。ガラ空きの地下鉄の駅で(笑)、でも分かる!その気持ち。
ローラン・プティ版はちょっと変わった版で、定番ぽいのがこちら。。エネルギッシュでかわいいオシポワ様が演じるスワニルダがかわい過ぎる~!!とくに2幕(↓)の友達とコッペリウスの家に忍び込む、からの~ところが好き!
Coppélia - Full Length Ballet by Bolshoi Theatre ft. Natalia Osipova
(あらすじ)
スワニルダは、彼氏のフランツが最近別の女子に気がある風なのが気になる。。その女子はコッペリア、いつも2階の窓辺で本を読んでいる。。でも実はそれはコッペリウスというおじさんが作った人形。友達と忍び込んでそのことが分かり大騒ぎしていたら、コッペリウスが帰宅。皆、慌てて逃げるも、スワニルダは逃げ遅れてしまい、コッペリアに変装。さらに忍び込んできたフランツは薬で眠らせられ、コッペリウスがその魂を人形のコッペリアに移そうとして。。
ここの人形(に扮したスワニルダ)がだんだん人間ぽくなっていく演技がたまらない。
まあ良く考えるとコッペリウスというおじさんも、なんだかかわいそうなんですけど。。
バレエなんでご都合主義的に3幕はスワニルダとフランツの結婚式。とにかくもナタリア・オシポワの演技とパワフルでカワイイ踊りに元気をもらえます。
そしてこの動画はボリショイのもの。。指揮者も。。まだまだ見れなさそうですよね。。まあオシポワは今はイギリスのロイヤル・バレエにて活躍中。この頃はワシリエフとお付き合いしていたのかな動画の始めでは、開幕前にいちゃいちゃしていたりしてます。
あと最近は日本の永久メイさんが出演した版のマリンスキーのもの。こちらはセーラームーンみたいな衣装とか、猫とかパステルのお洋服とか見た目がかわいすぎてやばいです。
他にもいろんな版があり。。そういう違いを楽しむのもクラシックやバレエの醍醐味です。ダンスも同じようなところありますよね。
Coppélia by Leo Delibes - new production by Alexander Sergeev in Mariinsky Theatre
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