ダンス界では、最近は中国や韓国の選手の進出が目立ち 、日本は後れを取っている、といった指摘があるようですが。。声楽、オペラ歌手の世界では、より深刻なようです。
●声楽、オペラ歌手の分野では危機意識が高まっている
具体的には、
・オペラの本場、欧米の主要劇場で活躍する歌手はほとんどいない。
(↑ダンスも主要大会では厳しいな。。)
・国内では声楽家の数も多いし、合唱などアマチュアの活動も盛んなのに。
(↑ダンスも似た状況かも。しかし若手が多いのはうらやましい。)
・海外どころか、国内でも日本人キャストだけではあまりチケットが売れなくなってきた。
(↑ダンスはそこまでいっていないかも)
●原因としては考えられるのは?
・経済的問題で海外で頑張ろうという若者が減っている
(↑確かに留学生は全般的に減少傾向だが、日本も全く留学できないほど貧しいわけではない。サッカーなどは強豪校が海外遠征、小学生でも語学留学のように行く子もいるし。。その結果強くなっている)
・骨格の問題があり、良い歌い手になりづらい
(↑と、長年言われてきたらしいが、同じアジア系の歌手が活躍してそうも言えなくなってきた)
・日本での競争が激しく、国内の権威が高いので、そこで勝ち得たものにしがみつきたくなる。
(↑音大も国内にある程度あり、そこに入る競争が激しいのでそれはあるかも。ただし日本国内の権威は、海外では通用しないそうです。)
・オペラの本場、欧米で学んだ教員も少なく国内でやることがある、ととどまらせてしまう
(↑なるほど。。)
・家電のガラパゴス化のような状況。日本にしかないマーケットで頑張る結果、海外で通用しない。観客も習っている人、やっている人、身内だけで発展性が少ない。
(↑マーケットが高齢化で縮小傾向なのはダンスの方がさらに深刻)
●やはり海外に撃ってでて認めてられないと
・国内で認められてから、海外進出というのでは間に合わない。
(↑オペラ歌手の世界はかなり厳しいようだが、他人事ではない)
・国内でも外国勢におされ活躍の場が狭まる傾向もでてきた。
(↑それは深刻だ)
・骨格ではないが、日本語という言語の問題で表情や声が出づらい
(↑ただし、言語を学べば解決できるらしい)
・日本人だからダメということはない。初めから海外志向でいれば、海外で通用することは不可能ではない。
(↑若者よチャレンジせよ!)
ダンスと被る部分もあり、へえ、と思いながら見ました。業界ごとに特徴があるから、ものによってはガラパゴスで頑張るとか、縮小均衡的に小さめにして生き延びるという戦略もあるかもしれませんが。。
ともかくも声楽業界は、かなり危機意識が高まっているようです。
ダンスは業界としてどういうのを目指しているのでしょうね。。個人的には、国際的にもトップクラスのダンスが見たいなぁと思うので、日本の競技環境やマーケットが海外から無視できないようなレベルであってほしい、、です。。
プレジデント オンラインより
動画でも。。(ちょっと長めです。。)
声楽の仕事をされている在ドイツの方だそうで、やはり視点が違うなと思うお話もあったりします。
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