現在はWDC/WDOのプロとして活躍中のマディス・アベルが、2019年WDSF時代に前のパートナーとデモンストレーターとして登場したレクチャー動画。
美しいベーシックなどが見れます。さわやかな風のよう。。きれいで素晴らしいです。
講師のアレクサンダー・マカロフ氏は、子供の頃のマディスの才能を見抜き育ててきた先生でお互いの信頼も厚い関係のようです。マカロフ氏自身は、パートナー(奥様、リイスのお姉さん)の怪我で競技を断念し、若いころ20代くらいからコーチャーとして活躍しているそうです。
マディスが、19歳でWDSFのU21の世界チャンピオンになり、22歳という若さでグランドスラムのファイナル進出を果たしたこともあり、コーチであるマカロフ氏も注目をあびました。2023年にU21の世界チャンピオンになったアレクセイ&サラ組もマカロフ氏の生徒のようです。
19-05 THE CAMP | LEC STD - Aleksander Makarov
(with Madis Abel and Aleksandra Galkina)
13:17と14:20 ベーシックなワルツ(stiffに)
28:50 スローフォックス(でも曲は試合でチャチャ用だったはず。。)
<講義の概要>
このところ、ステップも複雑なものも増えてきて、そういうのをマスターしたいという人が多い。なぜならスペシャルなカップルになり、競技会で活躍したいから。。
しかし、ステップを表面的に取り入れるのではなく、どういう仕組みで可能になっているかを知る必要がある。
それが分かれば、先生が「膝を使え」「右上半身を伸ばせ」などいろいろ指示をしてくれる理由もわかる。また、どうしたらそのステップが可能になるのかも分かるようになる。
それから、ジャッジとして見たとき、上に勝ちあがっていくカップルは、まずはパッと見た時にクリアで美しいことが必要。特に1次や2次では、「あのカップルの○○の○○が良い、○○良くなった」とかそんなにじっくりは見ていられないことが多い。やはりベーシックの美しさが大事。
①自分の足の上に立つことの大切さ
美しさ、動きやすさにつながる
②ベーシックを大切に。
ここでstiffに踊る練習の重要性を話しています。stiffは女性が常に男性の右側でone pictureで踊ること。美しく踊れるように。
上半身のなめらかな動きや音楽性などはまだ加えない。ここを通過することはどのカップルにも重要。
③オリジナリティを出す
あるレベル以上に行くと、ベーシックで踊るだけでは「つまらない」。上半身の動きを付けたりしていく。ただしそれはあくまで①②ができた上で。
また、女性を振り回すのはダメで、女性が通りやすいポジションに男性が移動するとか、男性が回り込むとか、常にお互いを考えて動く必要がある。それらができないと音楽に合わせて動いていくのも難しい。
さらに上級のレベルでは音楽性も重要(スローフォックスで練習の一例をみせてくれています)。この音楽のどこをどうとらえて動いていくか、このカップルに合っているかなどをデザインしていく必要がある。
マカロフ先生は音楽を聴き分析する能力が高いようで、マディスの音楽性の高さもコーチの影響なのかもしれませんね。
そして、やはりベーシックが大事なのだなと思いました。マディス達のダンスがかなり難しいことをこなしているのに、すっきりとしているのもベーシックの強さがあるからなのだな、と感心しました。
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なお、例によってレクチャーの内容ですが、知識不足のため、もしかしたら間違っているかもしれません。。(すみません)
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