現チャンピオンのトロールス&イナのルンバ。。
トロールスもすごく上手いと思いますが、このカップルも女性に目がいきがちなタイプかと思います。女王のような威厳のある風貌、優れた音楽性、常にピタッと止まれる優れた身体能力。。
Troels Bager & Ina Jeliazkova - Rumba Show Dance I Fred Astaire NY/NJ Dancesport 2023
dancesportinfonetによると、今二人はアメリカを本拠地にしていますが、トロールスはデンマーク出身、イナはブルガリア出身だそうです。2006のユースの時から一緒に組んでいるようです。トロールスは3歳から、イナは少し遅めで12歳からダンスを始めたのだとか。。イナは水泳や体操をしていたそうですが、ダンスを始めてからは他の習い事をやめてしまったそう。。何かのインタビューで見たと思うのですが、トロールスはイナとならチャンピオンになれると信じれて、努力し続けることができるという確信があったそうです。ご夫婦とか恋人ではないようですが、二人の関係は兄弟のような親友のような特別なものがあるそうで、素敵だな、と思いました。
また、イナの容姿が、伝説のオペラ歌手マリア・カラスを思い起こす、と書いたこともあったのですが、私が思い出したのは次のアリアの動画です。ただ、どなたかに似ているっていうのは、嬉しいことばかりではないかもと思い、ちょっと反省しています。とはいえ、ひとめでこの人!と分かるルックスは競技選手としては、大きなアドバンテージだなと思います。
2023年はマリア・カラス生誕100年だったのですね。ワーナークラッシックが出している動画ありました。
マリア・カラス ― ベッリーニ:『ノルマ』より「清らかな女神よ」(パリ、1958年)
始めの1分半ぐらいは歌わず佇んでいるだけなのですが、高貴な姿、圧倒的な存在感。。
そしてしびれるような歌唱力!さすが。。
このアリア「清らかな女神よ(Casta Diva)」も名曲ですね。。
カラスの時代は、まだオペラ歌手は恰幅が良く、その大きな体で声を響かせて歌うのが当たり前だったようです。
そんな中、ほっそりとした美しい容姿から素晴らしい歌声をほとばしらせるカラスは衝撃的だったそう。椿姫とか、ストーリー的には病気でやつれていそうなのに、横幅のある元気そうな歌手が歌っていたところ、まさに物語通りのヒロインが登場したわけですから。。
(もっともカラスも若いころは太っていたそうですが、ダイエットでほっそりとした容姿を獲得したそうです。)
最近はやはりほっそりとした容姿の歌手が増えていますよね。。(まあ若い時はほっそりしていても、年齢を重ねて大きくなっていく方もいますが。。)
そしてカラスはかなり昔そうな、しかも動画なのに、やはり伝わってくる存在感の強さに驚かされます。クラシックのソリストだと、アンネ・ゾフィー・ムター(バイオリン)とか、ランラン(ピアノ)などは、コンサートを聴きに行くと、吸い込まれるような、会場全体を支配する力に、みな視線を動かさず息を殺して聞いている、という感じで不思議な体験をしたことがあります。まさにソリストなんだな、と。。カラスもそうだったのかな、と思います。
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