■推し活、独自の進化、など

2024-06-28

latin standard various


 


日本のダンスについて疑問に思っていたことがあったのですが、最近そうなのか~と納得したり、感じたりしたことあったので、メモしておこうと思います。


■推し活
海外ではインスタが中心ですが、日本はX(twitter)が中心。その中でよく見かけたのが「推し」の言葉。

それでいろいろ納得するところがありました。今流行りの「推し活」。推し活だとお金をかけちゃってもいいみたいな風潮(闇でもありますが。。)。なので、熱烈なファンも生まれ、繰り返し来てくれるのでしょう。手を握れる(ダンスの先生だったりするし)身近なアイドルとして、強固な地位を築いているんだろうな。。

宣伝もお教室に貼るポスターでOKなのも納得。応援もうちわなど、ジャニーズとか純烈っぽいのも納得。海外に興味がないのも納得。。

途中で帰っちゃう人が多いのも、「推し」が上のroundに行けなければ、もう意味ないって感じなのかな。。(選手も落ちたら即帰る人が結構多くびっくり。まあ、選手が見れる立ち見席みたいのもナシ!みたいな会場もあったし。。)


今おられる方々で十分回っていそうなので、より幅広く大勢に見てもらいたい、というインセンティブも働きにくいのでしょう。。


■チケット
ダンスのお教室の料金システムはお月謝などでなく、「チケット」というのが割と主流みたいですね。1枚〇千円みたいになっていて、先生のランクによって枚数が違う、みたいな。。でも大体予約で同じ先生みたいなのに、、と思っていたのですが。。

先日、親戚と話していて、朝ドラの「エール」の話になり、昔(戦前くらい?)のダンスホールでは女性の踊り子さんが壁にずらっと並んでいて、回数券みたいなチケットを受け取ったら踊ってもらえる、みたいな仕組みだったそうです。風営法の世界な感もありますが。。
それで、チケットなのか、となんだか納得(諸説あるのかもしれませんけれど。。)。

でも今は男女が逆転している感じ。業界の主流は、女性がお金を払って上手な男性ダンサーに教えてもらったり踊ってもらうという構造みたいですね。。フリーダンスといった参加者が踊るのがメインのイベントでも1曲〇千円といった感じで運営されているもよう。


■セグエ
日本インターなどでは「セグエ権が!」という話題がありました。セグエというのは一定の成績上位の選手が参加できるショーダンスの1種で、日本ではすごく人気みたいです。スーパージャパンという試合が有名なのだとか。

ショーダンスの中でもセグエというのは独特なものだそうです。いろいろと決まりがあり、3種目のダンスを取り入れたり、3分位のソロ(ペア1組だけで踊る)と、時間も長め、また「世界観」みたいのを表現するなど、普通のダンスとは違い芸術性なども大きく問われるみたいです。

これが人気なのは、パーティの多い日本ではデモンストレーションの需要が高いからなのでしょうね。。
先生方もあちこちでデモをするし、生徒(お客様)とデモを踊るというのはとても大事なお仕事(かつ収入源、ホテル・パーティ等でデモをするのはすごく高額らしい)とみたいです。

ちなみに海外は1990年代くらいまではYoutubeなどでセグエの動画があったのですが、それ以降はあまりないような。。普通のショーダンスの選手権のはありますけれど、それも日本のようにメジャーというわけではなさそう。。

日本独自の進化を遂げている分野のようです。

また、競技のダンスをみていても、日本はすこしソフトな感じの踊りが主流な気がします。例えばスタンダードもホールド(フレーム)も肘が少し下目で張り過ぎないのが多い感じ。少し昔めなのかな、と思っていたのですが、マダムのエスコートは優しい感じの方がエレガントということなのかもしれません。

海外の動向に関心がないのも、独自の事情、収益構造がなせる業なのでしょう。日本でも有名な先生がこの1・2年海外コンペに出向いて、日本のとははだいぶ違っていて驚いた、みたいな発言をされているのも、逆に驚きでしたが。。

でも今は、だれもが海外情報も取り入れやすい時代。。これからはまた違う展開になるかもしれません。。




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