社交ダンスを習う人にとっての最大の魅力の一つは、パーティでのデモ!
普通の大人が、お姫様やセクシーな美女、貴公子やヒーローなどに変身!
主役となり、スポットライトを浴び、素敵な音楽に身をゆだねて踊り、拍手喝采を受ける、こんな楽しいこと、なかなかありません。
そのうえ物語やドラマを演じたり。。そして1人ではなく、カッコ良く頼りになるプロの先生がアシストしてくれて心強い。他の習い事、例えばピアノで一人でショパンを完璧に弾いたりするのよりはちょっと気が楽(多少やらかしても先生がカバーしてくれそう)。
でも一方で、社交ダンスの大きな障壁になっているのも、お金と時間のかかりすぎるパーティ。。習っている方でも考えてしまう、という声も聞きますし。。これから習い事を始めようかという人も、いまどき費用等を調べない人はあまりいないでしょうから、、ドン引きさせる点でもありますよね。
そう思っていたら、こんなパーティがあるのを知りました!
やはり若い方にも出てほしいと工夫されたものだそうで、普通のパーティより若い年代の方が中心だったみたいです。
踊る場としての演出、照明などはしっかりあり、でもその他はライトということでまさに多くの人のニーズに合いそうだな~と思いました。
例えば、
<お値段>
出やすいし、また出たいと思える(なんと3万5千円だとか)。友達も呼びやすいほうがいい。友達(非ダンス関係も)が気楽に来れるぐらいでないと広がりがでない。
<広さ・設備>
確かに今どき、公共施設や民間の施設も設備が充実している。照明などの演出やある程度の広さがないと寂しいものになってしまうので、ここは確保。
<拘束時間>
短いほうが家族や友達も呼べて楽しい。自分も楽で楽しめる。借り賃も安そう。
<食事>
コース料理、昔(いつ?)は希少だったのかもしれないけれど、今はどこでもあるし、むしろライトな方が人気なくらい。必要性減ってそう、ということで中途半端にするなら、いっそと思います。お弁当もどこでも売っている。そもそも長時間でなければ不要。
<たっぷりなプロのショー>
習い事の発表会で生徒より先生が目立っちゃうなんて不思議。よほどのオタク?!でなければ、お客様は自分の家族や友達を見に来るものだし。それでお値段も上がるなら本末転倒? いや、中の人向け、中の人しかいないから、なのか。。
<控室>
ホテルは確かにあるけれど。。でも体育館みたいなホールでも、キャンプ用品やオフィス用品を使ってパーテーションみたいのはすぐできそう。。例えばタープテントならワンタッチで組み立て+側面に横幕、なんて5分で出来そう。他にもレンタルとか、今は色々ありますよね。
お値段も本当にリーズナブルで、これなら出たい、という方も多そうだし、それどころかダンスを習ってみたいという人も増えるんじゃないかなと思ってしまいました。
もちろんゴージャス系ホテル・パーティもニーズがあると思います。しかし今のホテパはレトロというよりはやや古臭く、華麗な世界というには少し寂しい面もあるかな、と思ったり。こちらはこちらでグレードアップの余地がまだまだあるんじゃないかな、と思います。
そして忘れてはならないのは、お金も時間も有り余って困っているような方はマジョリティではないということ、だと思います。
ダンスの先生や界隈の方々も、もっともっと多くの人々にダンスを知ってもらいたい、楽しんでもらいたい、支持してもらいたい、愛してもらいたい、共感してもらいたいのではないでしょうか?
そのためには、なんとなく前例踏襲で一律にやるだけでなく、お客様やターゲット層(いろいろあると思いますが)それぞれが置かれている状況、ニーズを知ってそれに応えることが必要そうです。
ところで常々疑問に思っているのですが、パーティやイベントの感想、アンケートなど調査しているのでしょうか?
どうでしたか?とぼんやりきけば、生徒さんたちは優しいですから「素晴らしかったですよ!」などとおっしゃるでしょうけれど、、次は?となると忙しかったりする方もおられるのでは。。
たとえばこんな風に。。
・時間(やや長い・ちょうどよい・やや短い)
長い、短いと答えた方→(_時間ぐらいが理想)
加えて、本当に人々が欲しい、と思っているのは何なのか?ダンスに求めているもの、見出せるものは何なのか、考えること、、面倒くさいのでしょうけれど、そこには大きな答えが横たわっている気がします。
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