今年のアジア・オープンは、プロアマの進行が遅れ、目玉のオープン戦が圧縮されてしまった模様。ただこうした遅れ・混乱は今回に限った話ではなさそう。
ダンスの招集、ふだんから選手をしている人なら問題ないのでしょうけれど。。
愛好家の方、そしてご年配だったり、先生が掛け持ちしていて分かりずらいなどがあるので、一般の選手のやり方を押し付けるのはちょっと不親切だと思います。
そこで、同じく大人の愛好家が多く出場(1500人~8000人?!)する水泳のマスターズの招集方法を聞いたので、メモしておこうと思います。
(参考)水泳マスターズの場合
・会場入り口でチェックイン
・着替えたり、Upをする
(アップについても要綱に明示)
・約20分前に招集所へ
(時間等は試合により違うが要綱に指示)
・5ヒート(レース)前に受付、IDカード見せる
(●ヒート前なども要綱に指示)
(プロジェクタ―で現在招集中のヒートやメンバーが表示されるものが増えた)
(ここ、またはプール入場時にFINAマークを確認。FINAマークの付いた水着でないと国際記録や日本新記録などが承認されないらしい。まあ普通の人には関係ないみたいだが。)
(ダンスならここでゼッケン確認かなと思う。ここならまだ付けなおせる)
・ヒートごとに並んで座る
(図の①~⑧のレーン順にならぶ、水泳なんで)
(ダンスなら背番号順かな)
(椅子が並べてあったり、線、コーンなどで区切られている)
(ここで間に合わなければ多分失格)
・並んで座る間も再度、リストで名前等を再確認
・1ヒートが終わったら1つ前へずれる
・誘導に従って試合会場(プール)へ
・プールエリアに入る直前、再度IDカード(QRコードなどあり)で出場チェック
・プールサイドに待機
(ここが2・3ヒート分あるときも、再度チェックあるときも)
・飛び込み台の後ろへ
・各レーンに荷物(羽織るものやタオル等少しだけ)置き場もある
(2人分あって交代。自分のレースが終わったらすぐに引き取る)
・1人ずつ名前を呼ばれて飛び込み台へ、レーススタート
・競技終了後も退場ルート等が決まっている
招集は何段階も確認がなされてる感じ。でも分かりやすく、混乱もなさそう。。
招集の後は、椅子に座らせるなどして、管理しやすくなっています。
これはプロジェクター等で進行が分かりやすくなっていることもあるようです(今招集しているヒート、名前が表示されている。大声で招集するのが減った。また、種目ごと(スケッチブックみたいのに表記するところも)だと100M自由形などは出場者が多く、行列を作っていたが、コロナでそういうのはやめたらしい)
水泳の試合というと、オリンピックを目指す現役選手の試合が良くTVで流されますが、大人の愛好家向けのマスターズ大会もとても盛んです。一般的な試合だと1500人とか2000人とかの枠があるらしいのですが、すぐにいっぱいになるのだとか(全日本~とか世界~とかだと7,8千人)
スタッフは先生みたいな人もいるけれど、現地関係者がボランティアしていたり、1チームで●人ボランティアを出す(試合に出れるように配慮アリ。これも交流があり楽しかったそう)ものもあったりで皆で作り上げている感じ。
(ボランティアといっても日当1万円位とお弁当がついたりすることもあるらしい)
たいていの大会にグッズ販売もあり、タオルとか帽子などにロゴが入っていて記念に買う人も多いのだとか。世界マスターズではユニクロと提携してスペシャルTシャツを出していたのですが、すぐに完売になったと聞きました。
プロアマのダンス競技会は海外ではすでに重要なビジネスであり、日本でも今後そうなると思います。愛好家にとってダンスの魅力を増すものでもありますので、おざなりにやって不興を買うようなことはあってはならないし、ビジネスとしてまずいでしょう。
海外からの出場も増えるかもしれないし。。
あと思いついたことを書いておきます。
ヒートリスト
ちなみに水泳では速い人順に並んでいるそうです。
プロアマ・ダンスもプロの持ち級順でも良いんじゃないかと。。通常の試合は、上手い人がばらけるようになっていて、選手生命のかかった勝負で不公平が出ないようになっています。
でも、出場者も多いプロアマでそれを調整するのは大変すぎる。というわけで、プロが強い人は強い人同士で戦っちゃうのはどうでしょう。そうしたら、プロの実力が相殺されて、アマの実力で判断されそうだし(アマの実力で審査するのですよね?!)
これなら若手の先生も上に上がるチャンスも増えてダンスの振興にもなる?(まあ、海外の選手が来たりすると難しいかな。でも普通の試合でも序列管理されているのだから。。)
あとは韓国とか台湾みたいにwebアプリみたいので表示がやはり便利かも。招集情報もそれで見て、●ヒート前に集合とか、出場者はアラートが出るとか。少なくとも会場のディスプレイ等に表示すれば、だれでも分かり混乱も少ないはず。
ゼッケン問題
ふつうはアマがつける(女子が多い)そうですが海外選手は違い混乱があったのだとか。どっちがいいかは私にはよくわからないのですが、日本は日本のルールでも良い気もします。
ただ、要綱に文字で書いてあるだけだと分かりずらいから、イラストや写真等でビジュアルに示す、招集所や着替えの場所でもそれを掲示する、事前に動画で説明、など周知徹底の方法を工夫すると良いと思います(日本人ってそういうの得意ですよね)。海外の人にはやはり教えてあげたり、つけるのを手伝ってあげたり、そういうところでも交流があるのは試合らしくて良いのでは。。
要綱
要綱、シラバスなどは当然配布されていますが、都度追加される情報もありますので、大会ごとにWEBサイトを作る、メールリスト・Lineグループを作るなどは必要かと。。
日本の競技サイトってシンプル過ぎたり(情報が少ない)、あちこちにばらけていたり。。とくにプロアマはまだロジがこなれてないのかもですね。
プロアマが盛んなアメリカでは、ダンス競技会用のWEBフォーマットみたいのがあるらしく、出場管理、連絡、チケット販売等々などまとめられているのを見かけたことも。。
(→NYDF。そしてそのフォーマットぽいものDancesport Websites)
フォトスペース
会場狭いと難しいかもですが、試合や団体のロゴなどが入った美しい背景のフォトスペースはいくつかあっても良いと思います。飛天は、うずしお(これも昭和さがいい?)などがありますが、ああいうのがないところもあるし。記者会見の背景みたいなバックパネル、バックボードは、衝立代わりにもなるしいいと思います。1・2万円からのもあるみたいだし、運搬できるよう軽量のものもあるそうです。普段はお教室の装飾にしてもいいし。。
発表会的コンペもあり?!
プロアマって、愛好家の人にとっては上達を確認する発表会的なものでもあり、かといってホテル・パーティほどお金がかかり過ぎず、先生と一緒にプロの試合みたいな気分が味わえる、ということで参加される方もいるのではと思います。
ピアノなどは一人で演奏するせいもあるけれど、アマチュア向けのコンペでも講評がついたりもするみたい。。
全国大会みたいなプロアマでは難しいでしょうけれど、いくつかのお教室合同みたいのだったら、WDSFみたいに合同に踊るのに加え、ソロ競技もいれて、さらに講評をいろんな先生からもらうのもアリではと思います(2・3行の記述でもいいし、技術:Bみたいのでもいい)。それだったら、round勝ち抜きでなく、どなたも1roundでそこそこ満足できるのでは。。
プロアマに出る方は、やっぱり練習、ドレス等々すごく準備してくるのですから、試合で十分踊れた、じっくり見てもらえたという満足感は必須だと思います。
観客賞、ベストドレッサー賞等もやれば楽しいのに。。
というわけで、プロアマはもっといろんなバリエーションがあり得るし、工夫次第でもっと愛好家を惹きつけるものになると思います。
(あ、海外みたいにプロアマの人向け練習会っていうのも良さそうです)
0 件のコメント:
コメントを投稿