■ショスタコーヴィチのタヒチ・トロット(カワイイ!)

2025-07-23

classic standard

 今年2025年は、ショスタコーヴィチの没後50年のアニバーサリー・イヤー。
(クラシック界では生誕●十年、没後●十年の作曲家を取り上げることがよくある→2025年にアニバーサリーを迎える作曲家 一覧

交響曲5番「革命」や7番「レニングラード」みたいに重厚だったり、不協和音みたいのを使った現代音楽的なイメージもあり、気難しい印象もあったのですが、、

こんなにかわいらしい曲も!

Dmitri Shostakovich - Tahiti Trot (Tea for Two)

この曲は1924年(なんと大正時代)のミュージカルの曲で、その後も1950年に映画になったりジャズの名曲としても知られています。

ちょっと気軽な感じのパーティでも踊られていました↓ 素敵!

Virginia Tea For Two Foxtrot Mar 18 2017


しかし、ショスタコーヴィッチは激動の時代を生きぬいた作曲家。

[Book63]石田衣良セレクト『ショスタコーヴィチの証言』(S・ヴォルコフ/中央公論新社)〜スターリーンの時代、恐怖の中で生きた作曲家

この本は、ショスタコーヴィッチの西欧世界での評価を上げたことで有名です。真偽については諸説あるらしいのですが、すべてが嘘というわけでもないらしい。かなり強烈な人生。。

革命が生んだ天才か スターリンを欺いた英雄か。ソ連当局に忠誠を誓った音楽家の面従腹背の二重奏【ショスタコーヴィチ】


こちらのブログの解説(スターリン体制への批判?)なども分かりやすく「隠されたメッセージ」を説明してくれています。ただ、ショスタコーヴィッチ自身が何か言葉を残したわけでもなさそう(危険だし)、、様々な憶測、解釈がされる作曲家なのだと思います。。


最初のtea for twoのタヒチトロットなどを聞くと、もし違う時代や違う場所、例えばアメリカとかに行っていたら映画音楽の名曲をたくさん書いたりしたかも、なんてと思ったりも。

そういえばこのタヒチ・トロットには、ショスタコーヴィッチが若き日(1927年頃22歳頃?)にある指揮者に賭けを持ちかけられたという逸話が。
「このアメリカのヒット曲を1時間でオーケストレーションできるか?」などと言われ、レコードで1回だけ聞かされただけで、45分で見事スコアにした、という天才ぶりを示すものだそうです(まあ、これも諸説あるらしい)

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