このところ何かと忙しく、ちょっと久しぶりになってしまいました。
さて、 10月27日に発売された雑誌、ダンスビュウ12月号。。
タイムリーだったり、興味深いものがありました。
■マディス・アベルのエッセイ
海外の、しかも現役選手のエッセイ。。すごくびっくりしました。
どの分野でもトップクラスの方々の話は興味深いものですが、世界中を転戦している現役選手の話ですよ。貴重!
マディス・アベル選手はスタンダードのトップクラスの選手。現在リイス・エンドと組んでいて、WDC/WDO系のロンドン・インターでもファイナリストになりました。その前はWDSF系でもファイナリストで人気選手。おそらくまだ20代後半ですが、経験は豊富です。
しかも、コロナ禍の頃には試合も減ったせいか大学院にも行って弁護士資格も取得したようで、学業との両立といった面で若い方々にも参考になるのかなと思いました。
それから、日本と海外でダンスの環境がどのように違うのか、といった面で読み解くのも興味深いと思います。
日本ではジュニアからやっている選手は徐々に勢いを増している気もしますが、まだ希少で貴重な存在という雰囲気かな。。プロの先生も大学から始められた方が多そう。
一方海外は、野球やサッカーのようにジュニアからやっていて、高校・大学ぐらいで既にかなり選抜されているようです。
また、日本では、海外の選手育成というと、巨大スクールでしのぎを削るといった様相のロシアや中国のような育成環境(共産圏ぽい?)に注目が集まりがちかなと思います。ですが、それとはちょっと違った欧州のスクールの様子も分かりそうなのもいいな、と思いました。
■金光先生のロンドン・インターの所感
日本の選手も海外での試合に積極的に参加される方も増えてきて、素晴らしいなと思うのですが、ビッグコンペではまだなかなか振るわないというのが実情。。
そんな中、今年のロンドン・インターに実際にいらして、肌身で感じられたことを金光先生が書いてくださっていました。専門家の方、特にラテンを極めておられる方は、こういう風にとらえていらっしゃるのか、と参考になります。
先日、日本で行われたWDC世界選手権でも、海外トップクラスの選手の踊りが美しくパワフルで圧倒的だったのを感じられた方は多いのではないでしょうか。。
やや極端な話ですが「日本は国内の試合をもりあげればいい」「愛好家関連のビジネス、レッスンやパーティ、プロアマで十分に稼げるし世界での地位など気にしなくてよい」といった考え方もあり得るのでしょうけれど。。
やはり日本選手にも優れた踊りでダンスを極めてほしい、という願いも持ち続けたいです。
■新・藤井組
先日、藤井創太選手が待望の新パートナーを発表。ダンスビュウ誌にもコラムを連載されていましたが、新カップルの発表とタイミングを合わせていて、細やかな配慮を感じました。
ファンも多いアマ・ラテン選手なので、今後の活躍がまた期待されるところですね。相手の方もお若い(17歳?!)ようなので、「次のビッグコンペで●位以上!」という短期目標というよりは、「2年位のスパンで●位を目指す」みたいな少し緩やかな目標の方がいいような気が個人的にはしてしまう。。
上述のマディスも、ユースで前のパートナー、アレキサンドラと組んだ時に、コーチと3年でユース3位以内を目指そう、みたいな目標を話し合ったとインタビューで見た気が。。(実際は2年ぐらいで達成してしまったようです)
マディス・アベル選手の踊りの動画
2025ブラックプールのチームマッチより。
柔らかく軽やかなワルツ
Madis Abel & Liis End – Team Match Waltz Showdown (Europe Team | The 99th Blackpool Dance Festival)
若き頃より、高い技術と音楽性にあふれた踊りで有名に(21歳ころ?)
Madis Abel - Aleksandra Galkina, EST | AOC 2017 - WDSF WO STD - solo Q
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