■観客の視線をひきつける --- キリル&ヴァレリア(cha)

2023-11-22

latin

最近の海外ラテンを見ていると、スピード、大きさ、緩急などパワーアップしていると感じます。。

金光先生も、ロシア勢の特徴として、ボリューム、エナジー、ムーブメント、歩幅だしまくり、とご指摘されていたそうですが。。

キリル&ヴァレリアはその典型かなと思います。

華やかな見た目とアピール力も抜群ですが、Cha Chaの場合、踊りを大胆にアレンジして、大きく力強くドラマティックに見え、また観客の視線を奪うような演出・工夫がされていると思いました。
Kirill Belorukov - Valeria Aidaeva


0:19 踊り始め。腕を大きく振ってポーズ。ここではっとさせる。このまま止まっていると視線が他へ移ってしまうので、ヴァレリアが手を上にあげていき視線キープ

0:26 動き出すが、二人は離れて踊っており、だからこそ歩幅も大きく速く動ける。しかしこれだけ移動するには、脚力・ブレない体幹力が必要だし、2人が1つに見えるのは手の角度を揃えるなど、訓練・工夫がされていそう。

1:00 ようやく手を取る。ここまでは、ヴァレリアが胸に手を当てるとか、キリルが腰に手を添えるなど一瞬。。

1:07 また離れる

1:14 手をとる

1:30 踊り終わる

手を取っている時間は7+16=23秒ほど。。半分以上、2/3ぐらいは離れて踊っていることに。。でもちゃんとcha chaに見える。。

このようにコネクションなしで踊るのは、賛否や好き嫌いがあるのかなと思います。
しかしその間、観客の方を向いてアピールしながら踊っている時間が長いわけで、効果的ではありそうです。
また、手をつないでいる時より2人で空間を大きくとれるし、動きも大きくできるので目立つのも間違いないと思います。
ここまでではありませんが、同じようなテクニックを使っている選手は最近多い気がします。

また細かなところでは、2人で並んで踊るときなども外側の手を腰に当てるのも一瞬、ほとんど手を大きく伸ばし広げていて、ますます大きく見えるな、など。

キリル&ヴァレリアって大柄な選手なのかな、と思っていたのですが、表彰式で並んでいるととびぬけて背が高いわけでもなさそう。。プロポーションがよいのもありますが、大きく見せるのが上手いのだなと思いました。

しかしここまでコネクションがないと、曲に合わせて振り付けを変えるとかはちょっと難しそう。。練習次第なのかな。。

それにしてもKorean Openは音楽がよかったなと思います。。良いダンスは良い音楽から、ですよね♪

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