5月は2つのブラックプールがあったりと、ダンス界が盛り上がっていますが。。
5月18日、パリオペラ座のエトワール、ミリアム・ウルド=ブラームのアデュー(引退公演)がありました。
1982年パリのおとなりヌイイ市生まれ。パリ郊外というと治安の悪いところもありますが、ここはフェラーリが路駐しているようなお金持ち地区だそうです。
ミリアム自身も可憐で上品な容姿、ロマンティックなクラシックバレエが本当に似合う素晴らしいバレリーナです。
エトワールというのは、パリオペラ座内の階級のことで、上からエトワール、プルミエ・ダンス―ル、スジェ、コリフェ、カドリーユの5つがあるのですが、厳しい昇進試験などがある模様。最高位であるエトワールは、任命よってのみ昇進、よく公演の最後にその発表があるのですが、事前に知らされていないようでとてもドラマティックです。
ミリアムも2012年にエトワールになるのですが、パリオペラ座がコンテンポラリー重視の路線だった時は、どちらかというとクラシック路線の彼女も苦労した時期もあるようです。怪我や故障に苦しんだり、お子さんも二人生んだりもしながら、42歳の定年ギリギリまで踊り続けた彼女は、実はとても芯の強い女性なんだろうなと思いました。
Les adieux de Myriam Ould-Braham à l'Opéra de Paris (2)
MYRIAM OULD-BRAHAM fait ses adieux à la scène
欧米人なのに42歳とは思えないこの可憐さ、愛らしさ、まさにプリンセス。
1:00あたり、ジャンプを鍛えたりするこんなマシーンもあるんですね。最近は色々なのがあるな。。そうそう、手軽なところではピルエットボードというのもあり、スピン系の練習に使えるそうです。
続いて可憐なジゼルが似合いすぎる。。
3:20くらい、恋人に裏切られて、狂乱の場面で弱い心臓が耐え切れなくなり死んでしまったジゼルが、その後亡霊となって登場するシーンかな、こんな機械があるのか。。
衣装がとても上質で美しいですよね。。
ダンスのドレスのゴージャスさも大好きですが、石や羽、ビビッド・カラーに疲れた目にはちょっと優しい。。シンプルな白い布帛地も、素晴らしいデザイン・カットで優雅そのもの。じっくり見てしまう。
パリオペラ座バレエ団員としてはこれが最後ですが、個人として踊ったりもあるのかしら、指導者としても人望があるので活躍が楽しみです。かわいらしいお子さんと素敵なご主人との家庭生活も大事にしつつ頑張ってきたミリアム、これからもお幸せに。。
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