The Open 2024は決勝動画を上げてくれた人がいて、久々にスタンダードの決勝の様子が見れましたね。しかも全体を撮ってくれていてとっても見やすい。。
選手ごとに見たり、拍手しているアルナスを見たり、とても楽しい、何度も再生しています。いやー、ありがたい!!
The Open Worlds Blackpool I 2024 I Final Professional Ballroom Standard
しかし、試合というのは色々なことが起こりますね。フロアクラフトが上手くいってスルッとぬけるときもあるし、何組もくっついて団子になってしまったり。。他の組を牽制しているのかな?みたいな場面も。。
9:18くらいはイゴル&リカがスローの途中で踊りをやめそうになって、イゴルがペロっと舌を出していたり。。そういえば準決勝でもPeng Jianan&Zhong Jiaci組かな?ヴィニーズワルツで早めに終えてしまい曲が余りお辞儀。。やっちまった感に動揺しそう。。試合を踊りきるのって大変なんだな、と改めて思いました。
さて、マディスのワルツ、初めはリイスが脚を上げる踊りから始まりますが、つま先の向き、足の高さ、反るタイミングなどすごく作り込んできてますよね。一般的には「よいしょ」と割とアバウトに上げられているように見えることが多いので、目を引きました。
そして私的なネーミング「他の組をバックダンサーにする作戦」が上手くいっている。。スタニスラフ&イリーナなど他の選手もやってるみたいですが、マディスはWDSF時代からトライしています。中でも一番うまくいったんじゃない?と思ったのが次の動画。。
2019 World STD Vilnius | R2 Waltz
ヒート2でマディスと前のパートナーアレクサンドラが出てくるのですが、2019年は1ヒートの組数が多くってごみごみしていることが多かったみたいです。
このときもわざわざ人の多いところにやってきて、アレクサンドラも他のダンサーも「なんでここ?」みたいな雰囲気。曲が始まると理由が分かります。つぼみが開くように他の組が放射状に広がり、円を描くように周りを踊る中、ゆったりとポーズをとるマディス&アレクサンドラ。バックダンサーに囲まれて主役っぽい感じ。
バックダンサーにされたことに気づいたのかエヴァルダス&イエバが素早く切り込んでくるのですが、またさらにラッキーが。今度は他の組がポーズで静止してしまい、広々とした空間でゆったり踊れるという。。マディスの得意そうな笑顔。
いろいろ考えてやっているんだな、とダンスIQの高さを感じました。
The Openの彼らのタンゴももう少し寄った映像がありました。バイオリンの細かい音にもステップを合わせたり、曲や踊りの切り替えをピッタリ合わせてきたりと、そう来るかというのが多いです。まあ、ありがちにカウントで1,2,3,4みたいに踊るんじゃ芸がないし、トップ選手は多かれ少なかれ表現力が優れていますよね。
先ほどのワルツもウィンドチャイムが最後にキラキラと音立てるところまで使っていたり、スローもステップに緩急をつけて音楽を表していたり、マディス&リイスのダンスは音楽性が豊かで、私的には見ごたえがあり、楽しいです。
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