日本では日本インターでにぎわっていましたが、同じく6月16日にブロードウェイの演劇・ミュージカルのトニー賞授賞式が行われました。
私はミュージカル好きでもあるので、毎年注目しています。
ショーアップされたダンスや目を見張る演出・衣装・照明など、パフォーミング・アーツを愛する人々にはたまらないと思います。最高峰の人材が集まり、すごいものを生み出し続けています。
また、アラジンやアナ雪みたいに、日本に輸入されるだろうな~というのを予測するのも楽しいです。
昨年はポリコレの嵐で、有色人種+LGBTQIA+あまり美形はNG+精神的に参っている人、みたいな感じの作品が多く、ある意味特殊な感もありました。
今年は有名人がかかわる作品が多く、授賞式にも登場し華やかでした。
2024 Tony Nominations: Best Revival of a Musical
リバイバル作品賞は以前発表された作品を新演出等生まれ変わらせるもので、ミュージカル界も歴史が積み重ねられているのを感じます。演出や出演者でここまで変わるのか、などとても面白いです。
表紙になっているダニエル・ラドクリフは、『メリリー・ウィー・ロール・アロング』でミュージカル助演男優賞を受賞。ハリーポッターのかわいらしいイメージがありますが、近年ミュージカルにも意欲的に出演、このミュージカルは歌が難しいそうなのですが、素晴らしかったです。リバイバル作品賞も受賞。
そうそう、このトニー賞ではノミネート作品のシーンを授賞式で演じるのでそれが楽しみなのです!(そのうち授賞式の動画が出ると思うので、追加しようと思っています。今はってあるのは事前に編集された舞台映像の動画です)
リバイバル部門ではエディ・レドメインも「キャバレー」で登場。さすが踊りも歌もすごい。。舞台も劇場というよりはクラブのような雰囲気で、入った瞬間につかまれるものがあるそうです。私的にはその前のリバイバル、アラン・カミングのも良かったかな。。そんな楽しみもあります。
A Look at 2024's Tony Award Best Musical Nominees
作品賞も華やか。。受賞はアウトサイダーでした。
歌もダンスも素晴らしいものが多く見ごたえがありました。
Hell’s Kitchen(ヘルズキッチン)
アリシア・キーズの半生。アリシアとジェイZもパフォーマンスに登場しびっくり。NYの歌がすごくカッコいい。。
Illinoise(イリノイズ)
シンガーソングライターのスフィアン・スティーヴンスのアルバムがコンセプト。ダンスシーンもバレエ的で美しかったです。
Suffs(サフス)
女性参政権の歴史。プロデューサの一人でもあるヒラリー・クリントンが登場して紹介。
派手目のダンスなどはないのですが、Keep Marching(歩み続けなければ未来は手にできない)の歌が感動的。。
The Outsiders(アウトサイダー)
アンジェリーナ・ジョリーが制作に関与。演出はライオンキングのジュリー・テイモアの姪。当日のパフォーマンス・演出も素晴らしく、受賞も納得です。1960年代の貧しい少年の成長の物語なのですが、土砂降りの中のケンカのようなダンスシーンも音楽・演出・振付が素晴らしく圧倒的。専用劇場じゃない授賞式でこのパフォーマンス、すごかったです。
Water for Elephants(サーカス象に水を)
舞台上でポールダンスみたいのとか、人でトランポリン?みたいなアクロバットがすごい。
The Ousiders | 2024 Tony Award Nominee
またトニー賞では作品賞や主演・助演など俳優の賞のように表に立つ人以外にも、演出や照明等々裏方にも賞があります。また、演劇を広める功績をした教師・学校等も表彰され、業界全体を盛り上げようという気持ちが伝わってきます。
スピーチも素晴らしいものがたくさんあり、思わずメモメモ。。
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