■日本インター・地方インター。動画・広報・International?

2024-06-24

latin standard

日本で行われる国際試合の1つで、おそらく最も歴史のある日本インター。そしてそれに続く4か所で開催される地方インター。

それもあと残すところ九州インターのみとなりました。忘れぬうちに気づきをメモしておこうと思います。

■全般
・一連のインターのシリーズはJBDFという団体が主催のようです。
しかし、各インターはそれぞれ地方の団体というのがあって、そこが主催や運営をしており、地方によってかなりバラつきがあるのに驚かされます。
たとえば、動画や映像の撮影可否、主催による情報発信のレベルなど。

・インターってInternationalのことなんですけれど。。
来年WDCの世界選手権があると意気込んでる雰囲気だし、"国際的”なんだろうな、と思っていたら、そうでもなく。。

たとえば司会やパンフレット、審査結果などなど。いろんなリスト、webサイト、SNS等も基本、日本語。海外勢はアルファベット表示がメインですが、カタカナもあったような。。もちろん、私たち日本人には日本語の方が見易いのですが、海外からの視線は意識されていないのかな。。「外人さんもカタカナは読めるんじゃろ?」って昔TVでみたおばあちゃんの発言を思い出しちゃいました。

というのも日本のトップクラスの選手は今、世界のトップを目指すというよりは、セミファイナルや準々決勝が目標な感じで、海外での知名度も欲しいところだと思います。例えば、プロラテンのダレン&マリーナの次の日本人は誰?と思っても「Naoto Nomura & Karin Yamasaki」ではなく「野村 直人・山﨑 かりん」じゃわからない、みたいな。。そもそも試合結果もresultsってなってないからわからないだろうし。
というわけで、審査結果表記が男性のみなのが話題になったりしているようですが、英語?(アルファベット)がないのも不思議だな、と思いました。

あと日本インターに出てくれる海外選手が減ってしまい、また全般的に海外の動向に関心が低くなり。。国内でワイワイとインターならぬインナー・サークル的になっている印象、ラテンの一風変わった選手をシードにしたり、あれ?これは失礼ではと思う点などなど、あらら~なところも散見かな。。

それから、最近また激化したWDC・WDOの対立からか、長年来てくれていたレジェンド、マーカス・ヒルトンを失ってしまったのも痛いですよね。ホーキンスが頑張ってくれていましたが。。来年の世界選手権もWDCだと来ない選手も多そうです。。

「世界各国から著名な審査員を招き、国内外のトップクラスの選手が参加する、日本で最も権威と伝統のある国際大会」という看板文句も少しむなしく思えます。。

■北海道インター
・X(Twitter)で試合の動画を広報で公開
 きちんとSNS担当を設けていたそうです。選手インタビューなども多かったです。動画も、ダンスの先生が撮っているようで、とても見やすくクオリティが高く、感心しました。会場の歓声・レスポンスも良く、平日開催で小規模ながらもとても良い競技会なんだろうな、機会があったらぜひ行きたい、と思える雰囲気の良さが伝わってきました。

Madis & Liis オナーダンス

(埋め込みが上手くいかないので、とりあえずリンクです↑)

日本のダンス界は年齢層が高めなこともあるのかX(Twitter)が主流のようですが、海外ではほとんど利用されていないようです。インスタなどもあるといいな、と思いました。

・写真・動画
 基本的に自由で無料。SNSで盛り上げていこうという意気込みを感じました。
ただし他の人の迷惑にならないように、商用利用等の本来の目的を逸脱した行為はNGなどの注意が分かりやすくパンフレットに書いてあったそうで、さすがと思いました。
 選手もホスピタリティがよく楽しかったと笑顔の写真を多くのせてくれてました。

 (JBDF北海道のページより)


会場に来て「生」で見てほしいから、動画等は一切ダメとバン(規制)する向きもありますが、やはり動画等で競技会の雰囲気やレベル感を確認してから足を運びたいという人が大勢ではないでしょうか。


■日本インター
・表彰台などの写真と試合結果などが公表されていた
・おどりびよりなど公式なもの?は写真OK
・個人の動画撮影等は撮影料を払うこと、ただしSNS等の発信はNG

・選手インタビューの動画がありました。スタンダードの場合、インタビュアーはちょっと朴訥とした感じの英語でしたが、良いダンスをありがとうといった誠意のある態度でとても
好感が持てました。でもリイスの名前を「ルイス」と言っているみたいで。。海外招待選手の名前も周知されていないのでしょうか。。

【JAPAN INTERNATIONAL DANCING CHAMPIONSHIPS2024】 プロスタンダード Madis Abel・Liis End 組の優勝インタビュー

マディスは北海道のインタビューで弁護士資格も持っている旨話していましたが、頭脳明晰という感じですよね。アジアオープンの時から日本語に興味を持っていると言っていましたが、今回もいろいろと関心をもって見たり聞いたりしているようでした。たしかエストニア語、英語、ロシア語、ドイツ語なども話せたような。。WDSFで活躍している時もエストニアで一番難関の大学の法学部で学んでおり、コロナの間に大学院に入学、卒業していたみたいです。


■名古屋インター
・表彰台などの写真は公表がなかったもよう。
 順位の文字情報だけというのは、、昭和より前の新聞みたい?
・配信なし、撮影等もNGの模様
・審査結果は男女名が書かれていて、この辺りは好評なのかな。。

■大阪インター
・出場者は海外勢も含め、かなり規制がかかっていたみたいで、試合前・試合中もSNS等が静かで本当に試合やっているの?という感じでした。でも●ルゲイ組は割とお構いなしに動画も上げていて、さすが(?)ロシ●ン、、みたいな感じかな(●●は破るためにある的な?!)。。
・動画は一切なしなのかな?と思ったら、JBDF西部でFacebookやインスタに試合動画を一部載せていました。でも会場の関係か北海道ほどは見やすくなく、ちょっと残念でした。
・あと試合経過もWebにあるというので見たのですが、背番号の表示しかなく。。そもそも誰が何番かもわからないので??という感じでした。経過があるだけ、先進的?ともいえるのでしょうが、海外の試合ではリアルタイムにリストが更新されたりしているので、なんだかな、という気も。。



動画等については、以前書きましたが、やはりマイナー競技としてはもっと賢く利用していってほしいなと思いました。

では、なぜNGにしているのかな、と考えてみると。。
①既得権を侵害
 でも、、そもそも配信等もしていないし。。有料のわりにクォリティが今一つなDSITVが独占配信するブラックプールなどは、無料で動画配信等されたら困る、というのはあるでしょうけれど。。まああちらももっと高品質でマルチアングルとかならそんなことも起こらない気もしますが。。
②面倒
 著作権等々の取り扱いや問題が面倒だから一律NGにしてしまえ、ということなのでしょうか。。しかし、もったいないですよね。。
③実は普及したくない
 今いるお客様、生徒、選手層で十分。仲間内で楽しくやっている、だから広める気などないということなのかもしれません。。 
真相は部外者には分かりませんよね。

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