2つにブラックプールが分かれてしまったりと、いろいろダンス界も大変ですが。。
やはりブラックプールのウィンター・ガーデンというのはダンスの歴史が積み上げられてきた地であり、今年初めてファイナルの舞台を踏んだダンサーたちも数組いましたが、彼らにとっても感慨一入だったのではないでしょうか。
先日のブラックプールではヴァレリオ&アンナが引退しましたね。次の動画は、いまやダンス界1のレジェンドの一人、マーカス&カレン・ヒルトンの引退式のワルツより。。
Markus & Karen Hilton | Retirement at Team Match 1999 Blackpool
よくMarcus Hilton MBEとありますが、MBEというのは大英帝国勲章のことだそうです。
以前、勲章というのは貴族、軍人、役人、政治家が主な対象で、一般の市民に与えられることは少なかったのですが、1917年に功績の対象を経済人、文化人、芸能人、スポーツ選手や社会奉仕活動等と広範囲にした勲章MBEが新たに創設されたそうです。勲章の中では順位が低いのですが、有名人が受章する事が多いため、とても有名なものなのだとか。
外国人でも名誉大英帝国勲章というのが授けられることがあり、日本人も受賞者の方がいるそうです。
やはりスタンダード界の重鎮のファビオ・セルミとのクイック対決
1998 Come Dancing - Marcus and Karen Hilton vs Fabio Selmi & Simona Fancello QUICKSTEP
この2つを見て驚いたのは、ホールド、フレームの作り方等現在のものと違う面もありますが、シンプルなベーシックばかりではなく、今踊られている華やかで大技的なステップもすでに多く使われているだな、ということです。競争も厳しく華やかな戦いの場が多く設けられていたのでしょうね。
このころはスタンダードの方が人気だったろうし、ブラックプールが世界のただ一つの頂点だったのでしょうから、今の状況はレジェンド達にとっても隔世の感があるのかもしれません。いろいろと問題もあり、すぐに事態は好転するとも思えませんが、何かしら良い方向に向かって行ってほしいなと思います。
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