連日熱戦のパリ・オリンピック。
注目される一つは、フェンシングの大量メダル獲得と、ちょっとイマイチだった競泳ではないでしょうか。
フェンシング メダル5つ“量産” 日本が強くなった理由は?“ロンドン銀”三宅諒さんが解説【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG
ダンス界も参考になる部分が多いなと思います。
フェンシング:
-金2、銀1、銅2、計5個
-競技人口少ない(約6千人)
-強化策が上手くいっている
-記事→ナンバーより(フェンシング)
競泳
-金0、銀1、銅0、計1個
-競技人口すごく多い(登録者20万人、習っている人などもいてやる人多い)
-強化策が上手くいっていない、上層部がもめているもよう
-記事→ナンバーより(競泳 20年前に戻ってしまった)
☆水泳
競技人口もとても多く、健康目的等でやっている人も含めればまさに水泳大国の日本です。が、最近海外での活躍がジリ貧な感。。危機感を持っている人も多いです。
原因として言われているのは、
-協会内の内輪もめ
-強化合宿などのトップ選手育成の綻び
-情報収集・情報共有の不足(今回は水深2.2mというのが直前に知らされるなど)
-チームワークで頑張ることができなくなってきた(強い時は選手同士の結束も強かった)
ダンスもかつてはファイナリストを輩出、やっている人も多いダンス大国だったけれど。今は団体が分裂・団結できず海外の活躍がイマイチな状況なので重なる部分もあるような。。
とはいえ水泳は、日本の小学校にはプールがかなり整備されているし、スポーツクラブも多いなどで若い血が入ってきますし、今でもメダルはとれたりファイナリストもいるのでまだまだ頑張れそう。
一方、ダンスはヒップホップ等新しいものも生まれ多様化してきているのでかつてのように猫も杓子も、というわけにはいかず、マイナー競技として生き延びていくことを考えた方が良いかなと思いました。
☆フェンシング
ではフェンシングはどうかというと、個人の力に頼るのではなく、業界全体で強くなることを目指しているのが感じられます。
ダンス界も参考になる面が多いのではないでしょうか?
-フランスなどから優秀なコーチを招聘。今回は現地での練習もスムーズに。
(ダンスも良い先生につくのは重要。技術+精神面+ジャッジ対策)
-コーチが精神面でも支えてくれる
(ダンスもカップルかつ長期でなど大変な側面がある)
-練習環境の整備。合同練習。
3種目かつ男女バラバラにやっていたが、30本という練習会場ができ3種目が切磋琢磨、「あいつが頑張ったから俺も」「どうやって練習したんだ?」など良い影響。
(団体が分かれているダンス界も参考になるのでは?)
-500日合宿。「海外の強い選手に比べて練習時間が短いのに『勝てない』と悔しがるのはおかしいと思います。勝つためには海外よりもっと練習しないと」
(ダンスも、ナショナル・キャンプなどもっと工夫できそう)
-人気スポーツにしたい→「劇場フェンシング」
照明などの演出で分かりやすく、楽しく盛り上がれるものに。。電気の付いた方が勝ちという分かりやすさ。ファンとスポンサーを増やしたい。また機械が判定するので、審判員によるお手盛りなどが排除。
(ジャッジの問題はどうしようもないが、見栄えのする会場で観戦体験を進化させるのは良い)
-選手の発掘
「タレント発掘事業」からメダリスト。体力測定などで小4~中学生の運動能力の高い選手から各々にあったスポーツを紹介。陸上から転向しフェンシング選手→オリンピックメダリスト。このほか学校訪問、エリートアカデミーなど積極的に活動。
(ダンスも他のバレエ、体操、サッカーなどからの転向組を増やすのは良いと思う)
-フェンシングで町おこし、沼津
東京五輪の事前合宿誘致からフェンシング協会と協力
-ファン層拡大・スポンサー発掘等も含む計画(日本フェンシング協会中期計画資料2023年~2025年)フェンシング業界を発展させようという意欲が感じられる
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