■年末、年始はベルリン・フィルとウィーン・フィル

2025-01-04

classic

年末年始は、世界の2大オーケストラのコンサートがありますよね。
このように決まった時期、かつ大勢が聞きやすいときに、コンサートが行われ、中継・配信されることは、ファンの維持、新規獲得にもいいなと思います。クラシック音楽業界もいろいろ頑張ってます。


■ベルリン・フィル
年末はベルリン・フィルのジルベスター・コンサート。
ジルベスターとは、12月31日の聖人。このため、大晦日のコンサートのことをジルベスターコンサートと呼ぶそうです。西欧のキリスト教では毎日「この日は聖○○の日」みたいのがあって、カレンダーに六曜みたいに書いてあったりします。

今年も音響が素晴らしいフィルハーモニー・ホールで首席指揮者のペトレンコ(ニコニコ顔の演奏がカワイイ!)、ブラームスのピアノ協奏曲は今を時めくダニール・トリフォノフという豪華な布陣。素晴らしかったです!


■ウィーン・フィル
年始は、NHKでも中継されているウィーン・フィルのニュー・イヤー・コンサート。黄金の間といわれる美しいホールで、指揮はリッカルド・ムーティ。ムーティ様はオペラもお得意なので、程よくドラマティック、そして格調高い、巨匠の名にふさわしい素晴らしい演奏だな、と思いました。来日も多く、都内某所でお見かけした時は、仲間と「ムーティ様だ!」「マエストロ!」と話していたらにっこり微笑んでくださいました。

NHKのアナウンサーの林田さんも、芸大卒で造詣も深く、分かりやすい説明と時折手ぶりを交えた熱の入ったお話しぶり、でも気品があって素敵!

こちらのニュー・イヤー・コンサートは、ウィーンやオーストリアの宣伝よろしく各地の名所が映ったり、そうした地でバレエを踊ったりする映像が入ります。バレエ団も昔はウィンナワルツみたいのは上手いけれど、バレエはそれほどでも、、みたいに思うこともあった気がするのですが、世界各国のダンサーや振付家を入れたりしてレベルアップが図られているようです。ことしもややモダーンな感じで、私の好みとはちょっと違ったけれど、、毎年意欲的に頑張っているな、と思いました。

ダンスにもあるウィンナ・ワルツ、中でも著名で毎年ニュー・イヤー・コンサートで演奏される美しき青きドナウの動画がありました。

ドナウ川は、ドイツやオーストリア、ハンガリー、そしてウクライナなど十数か国を通る国際河川。2023にはロシアの攻撃で農産物の輸出をドナウ川を利用する案も出て話題になり、そういえばものすごい国際河川でもあったなと思い出しました。

The 2025 Vienna Philharmonic New Year's Concert with Riccardo Muti



でもやっぱりそれほど広くないホール(以前の記事)にお客様もぎっしりで、舞台上(横はしや奥)にも座席がありすごいなと思います。このコンサートのチケットの定価は35ユーロ(6千円位)から1200ユーロ(20万円位)だそうですが、数百倍にもなると言われるものすごい倍率でかなり難しそう。。転売業者?みたいなのがいて、そちらの方が確実そうなのですが、かなりお高いなどあるらしいし。。日本からだと郵船トラベルなどのツアー参加かしら、、代金は150万円位~みたいです。。

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