■キャンプについて思う

2025-06-24

latin standard



 
前回取り上げた、Maurizio Vescovo氏の両手に花、の動画は、ウクライナでのsuper star dance festivalというイベントの時のものでした。キャンプ(6月17-20日)と競技会(6月21・22日)が行われていました。

こちらのキャンプは、ジュニア~参加していて、若手も多い感じ。ヨーロッパは6月くらいから夏休みなので、参加しやすい時期みたいですね。

そして講師陣は
スタンダード:Andrea Ghigirarelli, Valerio Colantoni, Arunas Bizokasなど
ラテン:Maurizio Vescovo, Hanna Karttunen, ダミル&アンナなど現役プロも
と多数
(international23名とUkranian35)。

ジャッジとなるようなレジェンドからの指導、現在トップクラスで活躍中のプロからのアドバイスなど刺激的。若手も含めて国際的な活躍を視野に、いう印象を受けます。






海外のキャンプを見ると、様々な人が参加しています。

目立つのは若手。。
ウクライナの場合は戦時中のため、大人は忙しかったりもあるのかな。。若い子は頭角を現せば海外で活躍するチャンスもありそうだし。
他のキャンプでも、小さくてもそこそこ基礎ができているのか、こうした場で一流講師陣から習っている子、多いですよね。何を目指すのか、自ずと分かるというもの。。

プロアマを併設した大会だと、レッスンにシニア層も。
ラテンなどは特に、カップルでなくシングルで参加できるものもあるようで、こちらも国際大会でも有名な選手から教えてもらえすごく楽しそう。老若男女、和気あいあい、でも真剣でいいなって思います。

以前も取り上げたトロールス&イナのイナのレッスンより(以前の記事




余談ですが、日本でも合同練習会のようなものが行われているのを目にしました。開催は平日午前中、なのでターゲットは若い子ではなく、大人、プロの先生や選手と思われます。講師も日本の先生方、なので目指すものはどちらかというと国内での順位を上げることなのかな、という気も。



日本では海外の著名なコーチやトッププロを招いた練習会の多くは、個々のお教室がやっているみたいで、小規模でややインナーサークル的?

海外のキャンプのように国際的に活躍する講師を十何人~何十人も呼ぶ大規模なものはあまり見かけないような。。
日本インターのキャンプでさえ、海外の講師3人(2024)、5人(2023、うち2名は1組)のみ。。JDSFのも大体4人位?しかも夏休みなどでない平日で、若い子の参加はあまり想定されていない模様。


「動画と試合は違う、ブラックプールなど本場海外の試合を行って見た方がいい」、というご意見を目にしたことがありますが、多くの人にはなかなかそれをする余裕はないでしょう。特に若手は。。

日本国内で、何が世界と違うのか、何をしたらよいのかの気づきになるチャンスがあれば、より多くの日本選手の飛躍の足掛かりになるかもしれません。。

日本から海外に選手が赴くのには、費用も時間も掛かりますし、若手は学校などもあります。
たとえば、夏休み等参加しやすい時期に、ウクライナのキャンプみたいに国際的なジャッジクラスの先生や海外で活躍する選手も、日本に呼んで、若い子にも受講できる講習会があれば、って思いませんか?!

今は香港などにいる欧米系の選手、コーチも多いので実現可能性は高いような。。

選手はもちろんアマチュア区分の方でもいいと思います。だってすごく上手い人もいるし、少しお安くできるかも??


とはいえ、日本でプロ・トップクラスにいれば生活は安定しそうだから、そんなに頑張るインセンティブはないのかもですね。。国際的な試合で成績が振るわず、日本独自の形態・ガラパゴス化が進展。選手も減り、国際大会もだんだん開けなくなってしまうかも、な。。(さみしい。。)


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