■脚が上がるだけでない、バレエ経験者のアドバンテージ

2025-06-26

ballet latin standard

 
「バレエ経験者って、脚が高く上がっていいわね」というような話、時々聞きます。
確かに柔軟性はあるかも。

あとアンデオールとかターンアウトができるので、無理なく脚上げることができるかな(以前の記事 アンデオールでないと横に脚が90度以上上がらない。。)


でも他にも便利だよな~と思う点がいくつかあります。

個人の感覚ですが、次のようなものがあると思います(諸説ありそう)

①振付けをすぐ覚えられる
 バレエのレッスンって、先生が振り付けをバ~ってしゃべって、それをすぐに音楽に合わせて踊るという進み方をすることが多いと思います。

 初心者や子供向けには先生が見本で踊ってくれたりもするけれど、ちょっと進むと先生は体の向きを簡単に示すぐらいで、あとはステップ(パ)を口と手で指示して、ハイどうぞ、という感じ。1分近くのもあったりして、そういうのは最初は緊張する(でも慣れる)。

 次の動画は、パリ・オペラ座のものです。開始位置は先生が説明するところ。動画をとっているせいか割と丁寧かなと思いました。その後すぐに音楽に合わせて踊ります。上手い人は曲調に合わせてアレンジも。

 Ballet Class in Paris Opera-Andrey Klemm-2019

 子供の頃からずっとそうなので。。多分脳のある部分が鍛えられている気がします。

 日本人が漢字をパッと書けるのと似てるかな?
「『鰆』という字、3秒で覚えて書いてください」って言われても日本人なら「魚へんに春ね」って簡単だと思います。とめ、はらいもきっちり書ける。
漢字を知らない外国人にはビックリな技ですよね。


②ヒールが楽々
 ルルべ(背伸びみたいなの)が高いので、ヒールで踊るのもそんなに大変じゃないです。

【甲出しの新常識👀】久美子式甲出しのバレエ知識を大公開❗️【情報解禁】

開始位置のところにあるルルべの足の写真、こんな風に上がるので、ライズしたときや片足で立ったりするときも割と安定しちゃう。
でもこの動画でもお話しされている通り、甲出し等々は結構足を痛めやすいので、トレーニングには注意が必要かなって思います。
痛めちゃったら、踊れなくなりますもんね。

③回転しても目が回らない
 一か所のも、移動していくのもありますよね。
 
 あとダンスでフロア上を大回りするLODは反時計周りが基本ですが、バレエのマネージュ(跳躍や回転技を連続して行いながら、円の軌跡を描いていく)は時計回りが多いです(たまに反対の人もいる)

④ボディの引き上げができる
 最近スマホのせいか姿勢が悪い人も多いですよね。。

⑤手・足・首などバラバラに動かせる
 まあ自在に動かせるというか。。あとこういう動きをすると、心がこもった感じになるとか、シャープな感じになるとか、ドラマティックになるとか、ある程度分かる。

 
とはいえ、バレエとダンスは違う踊りなので、もちろんダンスとしてのレッスンは必要ですよね(まあ最近はコンテンポラリーなどでボディムーブメントもやったりするのかしら)

次の動画は、英国バレエ界の至宝、ダシー・バッセル様がStrictlyに出演された時のもの。バレエっぽい面もあるけど、やっぱりすごい!!

コメントを見ていたら、彼女はこれを7時間の練習でできるようになったらしい。。

Semi Final: Darcey Bussell's Jive

こちらの動画は2009年頃のもののようです。ダシー・バッセルは2007年ころに現役引退されました。なので引退後にStrictly come dancingに出演されたものかな、と思います(40歳位?)。2012年などにも出演されたらしい。



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