10月18・19日、日本・幕張で行われたWDC世界選手権。
WDC系のスター選手が多く出場したこともあり、見応えもありました!
色々書きたいことがあり、長いので、簡単な目次を。
1.TV放映あり
2.1日目の結果など(プロ・ラテンほか)
3.2日目の結果など(プロ・スタンダードほか)
4.個人の感想
マダム・ローダンスグランプリ2025 世界プロフェッショナルダンス選手権大会PV
1.TV放映あり
・同日の動画配信がなく、、ガッカリされた方もおられるかもしれませんが、NHKでTV放映の予定があるそうです。
12月13日(土)18:00~(NHK BS4K)
12月20日(土)18:00~(NHK BS)
・ただ、このお知らせは会場に貼ってあり、会場にいらした方がX(Twitter)にあげていらっしゃいましたが、公式のX(Twitter)、インスタ、HPとかでは見かけられなかったような。。(私がみつけられなかっただけ?)
あと、別件ですが、選手向けの諸注意が日本語、英語、ロシア語、中国語などであげられていたのはいいかなって思いましたが、Xって海外の人はあまり見ないんじゃないかな、って思いました。
・5月のブラックプールの頃に、グレン&キャロリー、イゴル&リカがNHKのインタビューを受けたりしてました。なので彼らを中心にしたストーリー仕立てになってしまうんだろうか。。いろいろな選手を見たいので、あまり偏向せずフラットな編集であってほしい。。(あと踊りは顔のアップより全身で。。)
2.1日目の結果など(プロ・ラテンほか)
試合結果はおどりびよりさんのWEBやJBDF公式インスタなどで見れました。
(JBDFの公式インスタでは、写真や動画をたくさん載せてくださっています。TV放映を待つ間にぜひ!)
WDC世界プロフェッショナルダンス選手権大会|プロラテン
優勝 Dorin FRECAUTANU・Marina SERGEEVA
2位 Kirill Belorukov・Valeriya Aidaeva
3位 Pasha Zvychaynyy.・Polina Teleshova
4位 Klemen Prasnikar・Alexandra Averkieva
5位 Salvo Sinardi・Alexandra Kondrashova
6位 Tal Livshitz・Ilana Keselman
7位 野村 直人・山﨑 かりん
・海外のトップ選手の中では、ダレン&マリーナがビザの問題で来日できなかったみたい。
・日本選手は野村組が決勝入り。準決勝にも入った日本選手は彼らのみでした。世界選手権といっても、WDC系だけだし、出場していない人もいるので、順当という気もする。。前回のアメリカ大会でもそうでしたが、開催地というアドバンテージもあるかな。まあ苦労して開催するのだから、そういうのはアリなんじゃないかなと思いました。
日本インターナショナルダンス選手権大会|プロボールルーム
優勝 福田 裕一・エリザベス グレイ
2位 Bichurov Pavel・Raevskaya Liudmila
3位 Anton Besedin・Anastassiya Popova
4位 Alexey Tsarev・Alena Stadnik
5位 金野 哲也・井之口 香織
6位 小林 恒路・赤沼 美帆
・日本インターは目玉の海外トップ選手は欠場。ロンドンインターのファイナリストのグレン&キャロリー、準決勝のジャンナン&ジャオチの名前がリストにありましたが、2組とも出場はなし。
ジャンナン&ジャオチはそもそも来日していなかったようで、翌日の世界選手権スタンダードにもいませんでした。
一方グレン&キャロリーは翌日も出ていたし、この1日目も会場のショッピングエリアなどで見かけられたようでしたが、日本インターには出場していませんでした。リストでも招待選手のマークがついてたようでしたが。。翌日の日本インター・プロ・ラテンには世界選手権に出場した綺羅星のような選手が多数参加し盛り上がっただけに、少し残念。。やはり彼らは「特別扱い」なのかもね。。
3.2日目の結果など(プロ・スタンダードほか)
試合結果はおどりびよりさんのWEBやJBDF公式インスタなどで見れました。
(JBDFの公式インスタでは、写真や動画をたくさん載せてくださっています。TV放映を待つ間にぜひ!)
WDC世界プロフェッショナルダンス選手権大会|プロボールルーム
優勝 Dusan Dragovic・Valeria Dragovic
2位 Glenn Richard Boyce・Cäroly Jänes
3位 Madis Abel・Liis End
4位 Alex Gunnarsson・Ekaterina Bond
5位 Valeriu Ursache・Liana Bakhtiarova
6位 Ilya Golovchenko・Katusha Strelkova
7位 福田 裕一・エリザベス グレイ
・海外のトップ選手の中では、イゴル&リカ、ジャンナン&ジャオチ、ミハル&サンドラなどが欠場だったみたい。ちょっと寂しめ。
・日本選手は福田組が決勝入り。準決勝にも金野&井之口組が入っていました。まあラテンと同様に順当という感じ。。開催地というアドバンテージも少し感じましたが、もう少し入っても良かったかな。。でも他の海外選手もかなり上手いので、ラテンも含めて日本のレベル上げは必要だなという印象。。
日本インターナショナルダンス選手権大会|プロラテン
優勝 Dorin FRECAUTANU・Marina SERGEEVA
2位 Pasha Zvychaynyy.・Polina Teleshova
3位 Kirill Belorukov・Valeriya Aidaeva
4位 Salvo Sinardi・Alexandra Kondrashova
5位 野村 直人・山﨑 かりん
6位 LO CHUANCHUN・DENG YANYAN
・こちらは前日の日本インター・スタンダードと比べてもかなり豪華!ファイナリストはクレメン&サーシャ、タル&イラーナ以外は皆残って踊ってくれてました!この日はお得だった!!試合もものすごく盛り上がりました。
・昨日と違ってキリル&ヴァレリアとパーシャ&ポリーナが入れ替わり。海外の成績は昨年はパーシャたちが上でしたが、今年はキリル達が上だったようです。WDCの世界選手権はなんというかドニーが主導という感じなんで、彼も大きくかかわっていたっぽいロシアの大会に出ているとかも関係あったのかしらん。。
・準決勝にも残ったのは日本の野村組のみ。。今回はたくさん海外スターが出てくれたというのもありますが、やはり、ラテンは何かしないとなかなかレベルは上がらないかも。。海外選手は身体の鍛え方が違う、というのもあると思いますが、踊り方もかなり違うんじゃないかなという印象。。
4.個人の感想
<華のある選手>
海外選手の踊りは動画でも見れて、上手さという意味ではそんなに違和感はないのですけれど、華があるというかオーラというか目を引くというか。。そういうのはやはり会場に行って感じるものはあると思います。
WDO系のアジア・オープンに行ったときも、ヴァレリオ&アンナ(現在は引退)も光りがあたっている?!みたいな印象も受けたし。。
今回、プロ・ラテンのキリル&ヴァレリアやパベル&ポリーナはやっぱり目立つ、と思いました。
キリルは会場を盛り上げるのもやはりものすごく上手く、2日目も頑張ってました。
プロ・スタンダードは、ドゥーサン&ヴァレリア、マディス&リイスはやっぱり目立つ。。
ドゥーサン達は後半しり上がりに集中力がアップしている感じ。
マディス達は私が軽やかでエレガントな踊りが好みなこともありますが、最初から良かった。。スローなどもさらに良くなっていて、スゴイと思いました。表彰式の後も何人か審査員が来て頑張りをねぎらっている感じでした。
また、決勝のクィックの後、マディス&リイスとアレックス&エカテリーナがカップルチェンジして踊りだして、会場が爆盛り上がり。。2組は率先して走って挨拶したりと、すごく貢献していたと思います。
アマチュア・チャンピオンだったサルヴォ&サーシャ、グレン&キャロリーは想像していたほど、ではなかったかも。。サルヴォ達は日本の、観客の大半である年配の方には知名度がまだ低めというのもあるのかもですが。。グレン&キャロリーはアマチュア時代のアジア・オープンでは抜群に上手くて目立っていましたが、プロに来ると、もちろん上手いし目立ちますが、アマ時代ほどではないかな。。まあ、プロのトップクラスの人達は、みな歴代のアマチュア・チャンピオンみたいな人ばっかりなので、当たり前なのかもしれませんけれど。。
<会場・音楽etc>
・会場の幕張イベントホールは、都心から離れていてちょっと遠い。。川を何回も渡るというか。。
でも、大きさも適度で、私は(当然)スタンド席だったのですが、席が階段状だし、とても見易かったです。
駅や周辺に飲食店等もあり、近くにホテルもあり、周囲の環境も良い感じ。
あと、帰り、ディズニーの駅からは、お客さんがたくさん乗ってきてました。
・音楽は予選の録音やバンドの音楽も想像していたのよりよかったです。やはり良い音楽が選手の良い踊りを生み、試合全体が盛り上がると思うので。。
(追記)
・日本インター等の伝統なのか、世界選手権のファイナルでは規定フィガー戦もありました。多分、通な方には面白いのだと思いますが、私のような素人で鑑賞型にはイマイチかな。。やはりダンスって音楽や状況に応じて自在に踊るのが魅力かなって思うので、振付(あとおそらくリズムも)が固定されているのって魅力減のような。また、今回は選手によって曲が違い、当たりはずれもあるなって思いました。
・進行もよどみなく、比較的サクサクと進んでいたと思います。。少し押したようですが、終了時間も都心からやや遠いことから元々早めに設定されており、配慮されていると思いました。
・世界選手権の方の司会は、クリストファー・ホーキンス。ワールド・ダイアモンズみたい!って思ったのは私だけではないような。。日本語がメチャ上手いです。英語日本語取り交ぜで、盛り上げも上手く、見事な司会ぶりでした。
(追記)
・日本の様式美といわればそうなのですが。。表彰式がちょっと長すぎるという気もしました。海外の試合って、メダル・賞状・副賞といっぺんに渡していたりともっと素早い感じ。説明もずっと日本語メインで海外の選手には分からないだろうし。。
賞を授与する方に都度お出ましいただくのも、大変そうに感じられたので、あらかじめ表彰台の近くにお席を作って待っていただくなどの工夫もありかしら、って思いました(海外ってプレゼンテーターの方が順位より先に紹介されたりする気も)。
・照明やしつらえも良かったです。巨大な提灯兼スクリーン(文字や絵が投影)、鶴のオブジェ、金地に「舞踏」の巨大な書道など。。海外選手も喜んでいたっぽい。
提灯は、真っ赤になりバックが真っ白になって一瞬日本国旗みたいになるのかな、と思ったけれど、それはなかったようでした。
書家による「舞踏」の字はパンフレットやフォトスポットのデザインにも使われていて、すごく良いと思いました。でも海外の人にも分かるように、パンフ等には英語とかも入れる方が良いような。。
近くに座っている何人かの人は、切り替えの時間にもう少し明るくしてほしい、と言っていました。パンフとかも見ずらいし、だったみたい。。少しお待ちくださいのときは少し明るく、始まりますというときにぐっと暗くするとメリハリ利くかも。。
(追記)
あと、会場を盛り上げるために良く行われているピンスポを動かすとか、観客席の照明を変えるとか、もう少し照明の演出もあるといいかも、って思いました。
司会のクリストファーも言ってましたが、合間の音楽がまったり目で、やや盛り上がりに欠けるというか。。音楽・照明で人々の気持ちをかき立てることができるので。
・舞台とひな壇、赤のじゅうたんが引いてあり華やかな演出と思うのですが、ちょっと高すぎでは??
(追記)階段を写真で数えてみたら14・5段ぐらい?小学校の体育館の舞台の3倍ぐらいというか、建物の1階分ぐらいかな。。進行にも時間がかかる要因になりそうだし、なにより転んだらどうしようってひやひやして見てしまった。。
プレミアム・デモみたいな方々はドレスも長いし、ヒールだし、階段降りるのが大変そう。付き添う先生もものすごく慎重&丁寧に対応されていました。
選手たちも上り下りがそれなりに大変そう。。
観客席は階段状で見えないということもないので、半分かそれ以下でもいいような。。
<観客>
・ほぼ?満席でした。でもチケットぴあで売り切れでも、当日券があったそうです。複雑な仕組みだったのかしら。。
・観客層はダンスの先生ぽい人、ダンスを習っているマダムが大半かな。
若い人は少な目。。準決勝あたりだと、「疲れたわ」「眠い」などの声も。日本の試合あるあるですが、やっぱりちょっと盛り上がりずらいですよね。。
多くの人は日本選手の応援に来ていたみたいで、割と早めから(消える前に?)きちんと応援していてすごいな、立派なだなと思いました。
でも不思議だな、っていつも思うのは「さんじゅうさんばん!」みたいにナンバーを日本語で応援コールされていること。。こういう試合だと審査員は海外の人が多いのに??日本の先生でもご存じないかたもいるのかな?やっぱり選手本人向けなんでしょうか?(この番号は適当に選びました)
(追記)海外の試合では番号で応援ってあんまりないような。。私が知らないだけかもですが。
<そのあと>
・翌日は、プロアマの大会だそうです。出場者も多く、盛り上がりそうですね。フォトスポットはむしろ、プロアマ向きかなと思うので、そうした様々な仕掛けが奏功するといいです。
海外選手の出場は少な目のよう。。アジア・オープンでよくお見かけするアルナスはWDO系なんで、まあ今回はないだろうなという感じ。今回のレジェンド・ジャッジは、ドニー・バーンズなどあまりアマプロする感じじゃないのかも。。まあ、WDOの方がややプロアマに力を入れているのかな、という気もする。。
日本の先生は連日大変だなと思いますが、稼ぎ時?!ですよね。プロアマは人気のイベントだし、まだまだ満足度を高められると思うので、頑張ってほしいです。。
・海外選手は、当日の夜、零時過ぎぐらいにもう空港へ向かって旅立つ人も結構いたみたい。タフです。
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