12月21日に東京で開催されたスタンダードのショー、ワールド・ダイアモンズ・ダンス・フェスティバル。
ちょっと迷ったのですが、今年も行ってみました!
関係者でなくても気軽に観覧できるし、ゴージャスなダンスの世界を垣間見れて素敵なイベントだなと思います。そしてゲスト・ダンサーは世界トップクラス。いろいろな団体のダンサーが見れるのもいいです。
オフィシャル・トレイラー↓
動画もよく公開してくださるので、これからも楽しみ。
WORLD DIAMONDS DANCE FESTIVAL 2025 official movie
忘れぬうちに、個人の感想ですがメモしておこうと思います。
このほか、ダンサーの等身大位のタペストリーみたいのもあっていっしょにお写真が撮れる感じ。装花なども素敵。
全体的にもゴテゴテしてなくて、スッキリまとまっていてセンスがいいです。
■グレン&キャロリー
WDC/WDO系の注目の若手プロ。親も有名選手だったそうで”サラブレッド”。
以前は元気印でフレッシュな感じのショーでしたが、WDも3回目でしっとりとした踊りを披露。
頬を寄せ合う、とか、抱き合う、みたいな振付が多く、ラブラブな感じでほっこりされた方も多いのでは?!リフト等も増えて見ごたえありました。
私的に困ったのは、踊り全体を見なきゃ、なのにグレンの表情が七変化でつい顔に目が行ってしまうこと(笑)。そして頭が、、すごく小さい!!
ゲストダンサーたちは、スタンダードのトップクラス選手なんで皆、同じ人間?と思うくらい細くてキレイでした。
■マディス&リイス
WDC/WDO系のこちらも急成長中のプロ。ただマディスは前のパートナーとはWDSFのファイナリストで人気選手だったことも。
やはり踊り的に一番見ごたえがあるなと思いました。小芝居とかずっとポーズみたいなのは少なく、たくさん踊り、そして競技と同じぐらいのスピード感。美しいポイズ、華麗なフットワーク、驚くほど難しいステップをさりげなくちりばめている感じ。
私がスタンダードの踊りに求めてしまう上品さクリーンさ、軽やかさがあり、好みのダンス。。
踊りの途中で、拍手が思ったより少ない?と思ったら、動画を撮っている人がすごく多い(笑)(ちなみにWDは珍しく撮影OKなイベントのようです)
あと司会の人が、他のダンサーが踊った後はきれいですね、みたいなコメントしているのに彼らには無言でなぜ?って思いました。言葉にできない、なのかな。。
■アレクセイ&アナスタシア
アナスタシアの大きないびきの音で始まるクィックや、2024?のWDSFのGOCなどでも披露していた光る白いドレスでのスローなど、エンタメ性のあるショー。
日本はパーティで愛好家の方が先生と踊るもの、セグエなどプロのショーの試合、などとショーへかける比重が高い感じ。なのである意味ガラパゴス的に進化している感もあり、凝りに凝ったものも多いようです。それ系がお好みの方には、彼らのショーはすごく光るものだったかなと思いました(光るドレスだけに(笑))。
ウクライナ侵攻等でロシアからの出場が難しくなり、いろいろあってモルドバに移籍してWDSFのアマチャンピオンになりましたが、主戦場のアマ部門からプロのPDに移った頃?からはロシアに戻ることも割とあるようで(SNSを拝見していると)、当地で練習や指導もされているみたい?です。
■フランチェスコ&デボラ
WDSFのチャンピオン争いを繰り広げていましたが、いろいろあって今はDSHのアマ・チャンピオン。
子供の頃からずっと一緒に組んでいるだけあって、ユニゾンがとにかくキレイ。ただ彼らは確かプライベートでは別の方がいらして、いわゆるビジネス・パートナーみたいです。
私が思うにプライベートでもカップルならOKというものでもなく。。バレエでもパリオペのエトワールだったミリアムとマシアスも、プライベートでは別だし、別の人と組むこともある(バレエはそういうもの)のですが、2人が一緒に踊ると上品でかわいらしく輝きが増す感じ。踊りの相性というのがあるのだなって思います。
イタリア出身なのでドレスもちょっと一味違うすっきりしたデザイン。音楽もイタリア系のものなどもあり、面白かったです。
WDSFのスタンダードの黄金期を彩る選手の1組だったので、なんだか懐かしいなとも思いました。
■スタス&ナタリア
WDO系のトップクラスの選手。いろいろあってWDC系色が強い試合にはあまり出ないようです。なので10月に日本で行われたWDC世界選手権にも不出場でした。ラテンは、WDCとWDOのどっちかにしか出ないという選手が多いみたいですが、スタンダードはそこまでは分かれていないみたいで両方に出る選手も多いです。
ナタリアはパンツドレスを2種類ぐらい用意していたりと衣装で魅せる感じ。ちょっと盛多めのゴージャスなドレスも多く見応えがありました。
ウクライナ若手が慕う選手と紹介されていましたが、やはり戦争等で現在は拠点をアジア(香港?)に置くことが多いのかな。世界情勢でダンサーやアスリーツの競技人生にも影響が出てしまい、心が痛みます。ウクライナには先日マディス&リイスも教えに行っていましたね(→記事)
■司会・進行
例年WDの司会は日本語も堪能なクリストファー・ホーキンズ氏が担っていましたが、今年は体調不良というとで不参加。代わりにフリー・アナウンサーの野沢春日氏が担当。これまでも結構ダンス関係の司会等をされているようで、経験は豊富でいらっしゃる模様。
アナウンサーなので、活舌よく聞きやすい声で良かったです。ホーキンズ氏の得意技、拍手合戦等がなかったのは寂しかったですが、進行がサクサク進み、これはこれで良いかもと思ったり。
でもレジェンド・ダンサーのホーキンズ氏が振付け・踊りも参加するオープニングのフォーメーションや後輩ダンサーへインタービューした情報の披露などは、やっぱりあってほしかったな、と思いました。お元気になり、またご登場いただけますように。。
最後には恒例の、カップル・チェンジによるクィックで爆盛り上がりました。やはり個々のダンサーの持つ華がきらめいていて、他では見ることができない素敵なイベントだと思いました。
WDのインスタより、オープニングダンスの模様。
ダンサーたちが順番に登場して踊っていきます。
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