■WDO欧州選手権の結果と感想

2023-12-05

standard

先日行われたWDOの欧州選手権の結果と動画については、ドロンさんが詳説してくださっているので、引用したいと思います。前に書いた順位は間違っておらず、ホッとしました。



WDO European Ballroom Championship、素晴らしかったです!
私は予選を少しとファイナルは、SNSで紹介された動画を見ただけなので、おこがましいのですが、感じたこと気づいたことをメモしておこうと思います。

美しい宮殿にスタンダードのダンスが映える

会場のPalace Zofin。チェコは昔ハプスブルグ帝国だったせいか、オーストリアのフランツ・ヨーゼフ1世の母君、皇太后ゾフィーの名を関した宮殿とのこと。フランツ ヨーゼフに嫁いだのは、シシィの愛称で知られる美貌の皇妃エリザベート。ミュージカルなどでも人気ですよね。エリザベートと姑のゾフィーは仲が悪かったようです。。

この宮殿はどうもイベントの時しか入れないようです。。シャンデリアや天井、壁面の装飾も素晴らしい。。古いものは新しく作れない、と思うのですが、このような文化遺産があるのはうらやましいです。お城など歴史的建造物が好きなので、テンション上がりました!
踊る人も思いっきり「体育館」よりも気分が乗るのでは?!

次の短めの動画は、2021のプロアマの宣伝用と思われるものなのですが、雰囲気が分かるので。。外見はちょっと地味目ですが、中は本当に豪華で、よくメンテナンスされている感じです。

Prague Dance Championship: Pro-Am, WDC, professional prestigue dance event on 20.11.2021


プロアマ戦やダンスタイムなどが楽しそう

今回もこの試合が行われた土曜、そして翌日の日曜にもプロアマ戦が盛大に行われていた模様。公式サイトによると、エントリー費は40ユーロ(1種目)~140ユーロ(5種目)のようでした。1ユーロ160円として6,400円~22,400円かな。こんなに素敵な宮殿で踊れるので、良いなと思いました。
このほか車いすの人のダンスなども行われていました。

ダンスタイムもたくさん取られており、みなさん楽しそうに踊っておられました。チェコやポーランドなどは民族舞踊もペアのがあるみたいで、割となじみがあるのかしら。。なんといってもハプスブルグ帝国だったのですしね。文化が違いそうです。このことについてはまた調べてみようと思いました。

皆さん素敵にドレスアップしていて、会場もきれいだしSNS映えしそうです。

さらに夜のガラボールではdancing tableを買った人は、ダンスの先生がサポートしてくれるから教えてもらって踊れるし、1人で来てもたっぷり踊れます、といった記述がありました。

欧州選手権の感想

ドロンさんが上げてくださったWDOの動画やライブ配信の一部、その他SNSなどの投稿を見ての感想です。

<1位>
スタス&ナタリア(ウクライナ)。
オナーダンスのクイック。去年イタリア・ナポリで実施された欧州選手権でも優勝しています。ビッグコンペでファイナリストの定番メンバーは他にいないし、ゆったり堂々と踊っていました。

おっと、つい先ほどプレゼンテーションのピアノ曲、VWもスタスのインスタにアップされていました。足元まで良く見えて、参考になるとても良い動画だなと思いました。

ドレスは2着持ってきていて、ファイナルで変えたようです。

<2位>
マディス&リイス(エストニア)。
ソロ・プレゼンテーションダンスと思われるワルツ。ファイナルはバンドが演奏でしたが、プレゼンテーションはピアノソロにしたのですね。これはこれで雰囲気が変わって良いかも。

また動画もこのように1組にフォーカスしてもらうと、見やすく満足度高いですよね。

軽やかで鮮やかな超絶技巧。。特にマディスが一歩踏み出すときは、浮いている?水中にいる?と感じてしまうほどのコントロール。曲の最後、ぐるぐる回った後にピタッと止まって女性が足を上げるポーズで終わるのもすごい。また曲の最後にピッタリ合わせて踊りきれる素晴らしい音楽性。すごく良かったので、これだけ張っておきます。。
この動画にはないのですが、退場の時に腕を差し出すのもとてもスマートで格好良かったです。

チェコはWDSF時代から訪れているのでファンも多く歓声も大きいです。
やはりドレスは2着。黒いのと白いのでした。


<3位>
ミハル&サンドラ(ポーランド)。
スロー。曲の始めがちょっとわかりづらそうな感じも受けましたが。。
サンドラ、きれい。。スローは彼女の優雅な感じに似合ってると思います。。ポーランドからの参加も多かったようなので、こちらも歓声がすごい。

<4位>
カイル&アリッサ(UK)
クイック。彼らはワルツやスローの方が得意そう(勝手な憶測です)ですが、どの曲にするかってどうやって決めるのかしら。。
今回はなるべく違う種目にするようにしていたみたいですが。プレゼンテーションは同じ種目や曲でやるときもあるし、年間でソロ種目が決まっているらしいWDSFと違ってWDC/WDOは色々ですね。(まあWDSFも同じ種目、例えばワルツでも組ごとに曲を変えるときもあるし。。)

アリッサはもとはウクライナの人みたいですね。彼女のようにウクライナのダンサーは各所で活躍していますよね。

<5位>
シモン&グラツィナ(ポーランド)
タンゴの曲。ポーランド勢も多いし、やはりタンゴは盛り上がりやすいかも。
グラツィナのドレスは黒なのですが、腕のところに石で葉っぱみたいな装飾があって、こういうのも認識されやすくて良いかも、と思いました。

<6位>
マチェイ&カロリーナ(ポーランド)
ワルツ。カロリーナの黒いドレスにたっぷりしたパールのネックレスが印象的で、見分けがつきやすい。。でも、踊りにくくなるのを避けるため、動かないように一部止めてあるのかしら。。

<そのほか>
あと今回は国ごとの国旗のフリップを持った人がついて入場していたみたいです。ロシアの関係で国表示をやめてる大会もあるようですが。。やっぱり国名表示があった方が分かりやすいな、と思いました。
今回は欧州選手権だからいないけれど、中国の選手とかは、欧米人ぽい別名みたいのを付けてたりして、分かりづらいし(それも戦略なのでしょうけれど。。)

あと、一部の競技で審査員をしていたウォレン・ボイス(アマ・スタンのチャンピオンのグレンのお父さん。リイスの親戚)がお誕生日だったみたいでお祝いしたようです。彼は見た目、すごく若々しく甘いマスクなんですね。

それから、Facebookの試合動画を見ていたら、審査員のアルナスがノリノリで動きながらチェックしていて、やはりダンサーなんだな、と思って見てしまいました。

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