新たな観客、生徒、若手が欲しいダンス界。。
クラシック界も、やはり観客の高齢化、減少化が気になるところ。。
そこで新たなお客様、とくにお子様連れを呼び、親しんでもらおう!という試みがたくさんあります。
■サントリー・ホールのオープン・ハウス
毎年春に行われるオープン・ハウス。この日は無料で入場でき、クラシックのコンサートを聴いたり、ホールのあちこちを回れたりします。いつもは乗れないステージの上やパイプオルガンの前なども。。ガイドツアー(無料)も。普通は自分がチケットを買った席しか行かないので、いつも行かない席の眺望や音響を確かめるのもたのしい。
(バックステージ・ツアーも普段から行っていて無料みたいです)
またお子様向けにはスタンプラリーみたいのがあって、コンプリートするとモーツァルトさん達(に扮したおじさん)からごほうびがもらえます。
お酒を扱う会社らしくワインセミナーなども(試飲500円)。。このあたりは、ゴージャス感を売りたいダンスも真似してもよさそうなところ。。
ゴージャスな館内ですてきなイベント。最近とても人気で行列です。
■海外のオーケストラ
ベルフィンフィルもオープン・ハウス・デーをやってます。前の首席指揮者サイモン・ラトルも教育プログラムに関心が強く、様々なイベントが行われています。ホルン奏者のサラ・ウィリスがとてもお話上手で、こういうイベントでは欠かせません。
Open House Day at the Berlin Philharmonie
ドイツらしく、子供に親がきちんとマナーを教えたりする光景もみられたり。。
とにかく一流の奏者が様々なワークショップ、演奏をしてくれます。
教育プログラムは、ベルリンフィルのデジタルコンサートでも無料コンテンツとなっており、ハイクオリティの映像が楽しめます。
いまやあちこちのオーケストラはこんな風にして新しいお客様開拓、頑張っています。
ウィーンフィルの人も言っていましたが、子供向けのオペラなどやってみると、子供の反応、感想などがとても新鮮で、刺激になるのだそうです。
■N響のほっとコンサート
夏に東京NHKホールで行われるこのコンサートもお子様向けでとても楽しい曲がいっぱい(こちらは有料です)。子供に見せてあげたい親御さんやおじい様、おばあ様と一緒に見える方も。。
全員に光る棒みたいを配り、指揮者と一緒にやってみよーみたいな参加型の企画もあります。
でもここで一番面白いのは、コンサート前の楽器工体験工房。様々な楽器を体験でき、コンサートで、テレビで見かけるN響奏者の方々がやり方を教えてくれます。バイオリン、クラリネット、トランペットなど本当に種類も豊富。ハープは結構感激しました!コントラバスも大きくてびっくりしたし。。
木管・金管楽器は、吹奏楽部やオケ部の高校生も憧れの奏者に相談したりなんかして、もり上がってました。。
【N響ほっとコンサート】N響楽員が楽器体験をやってみた|三国レイチェル由依・菊本和昭
ほかにも地方公演や学校で演奏したり。先輩が学校に行って教える、みたいなTV番組もやってます。
あ、あとN響ユースチケットは25歳以下が対象(ほぼ半額)だったのですが、次年度からは29歳以下に対象を拡大しています。若い人に来てもらいたいという意思が伝わってきます。
スポーツも芸術界も、子供や若者のファンを増やすべく頑張っているんだな。。
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