■WDSF Wuppertal 2024。キャンプ、育成について。。

2024-07-08

latin standard

 


WDSFのドイツの大会ヴッパタールが7月5~7日行われました。

この大会は以前はキャンプが有名で、トップコーチ×トップ選手のデモという組み合わせの見ごたえのあるレクチャーがたくさん動画にもなっていてとても面白かったのですが、コロナ以降はキャンプはなく試合だけのようです。

過去のキャンプでは、まえにもご紹介した
などのレクチャーのほか、
ファビオ・セルミ×ミルコ&エディータのフロアクラフトの講義など。。
ミルコのフロアクラフトが凄すぎてびっくり、のやつです(↓)

THE CAMP 2013 - Fabio Selmi Standard Lecture 1280 x 720



さて試合結果です(動画は今のところ、CTC Cup台北と同じくNBCというところで登録が必要みたいで良くわからず。。そのうち個別の動画もでてくると期待)

■ラテン
1. Malthe Brinch Rohde - Sandra Sorensen DEN
2. Artur Balandin - Anna Salita GER
3. Vicenc Torremade - Megija Dana Morite LAT
4. Daniel Dingis - Alessia-Allegra Gigli GER
5. Wang Tian - Feng Xiezhuoyi CHN
6. Egor Kondratenko - Mie Lincke Funch DEN

優勝はデンマークのマルス&サンドラ。今回はドイツ開催ですが、マリウス&クリスティナの登場はなく。。デンマーク、ドイツ勢の活躍が感じられる印象の大会かなと思います。

■スタンダード
1. Tomas Fainsil - Violetta Fainsil GER
2. Dmitri Kolobov - Signe Busk DEN
3. Yahor Boldysh - Irina Averina GER
4. Ilia Rotar - Silvia Susanne Barjabin EST
5. Vladislav Kozhevnikov - Eleonora Metelitsa ISR
6. Erik Kem - Viktoria Grushevskaja GER 721 230 506
7. Alexander Pavlov - Mie Udesen DEN


1位のトーマス&ヴィオレッタは、昨年トーマスが怪我でお休みしていた後、復活したのですが、まだ大会参加は少な目だったので、今回また登場しちょっとほっとしました。

ドレスは以前はKozlovaだったけれど、今年あたりからdlk united designというところにしたみたいですよね。シルバーのフリンジもりもりで目立ちますが、さらにストッキングが赤!!ヴィオレッタらしいちょっととがったセンスが感じられる。。





4位のIlia Rotar - Silvia Susanne Barjabinはマディス・アベルの弟分な感じで同じスタジオの選手みたいです。ユースの時はそれほどかな、という気もしましたが最近伸びてきた感じ。
海外の選手を見ていても、ユースあたりで伸びる選手、アダルト区分あたりで伸びる選手もいるし、さらにトップクラスの選手でも上達を感じれる選手もいますよね。

日本では育成というと、中国のような巨大スクールやイタリアのチーム・ディアブロみたいな大規模チームで早期育成・激しい競争的なイメージもあるかもしれませんが、欧米などでは小さめでも地道に大事に選手を育てているスタジオも結構多いと思います。

たとえばテューダー&吉川あみ組のおそらくコーチと思われる、エマニュエル・ヴァレリ&タニア。彼ら自身もトップクラスの選手でした。今回2位のDmitri Kolobov - Signe Buskのコーチでもあります。彼らのスタジオの陣容は巨大というほどではないような。。

でも良い選手をとても大事に育てている印象で、さらに他のコーチを呼んで実力を高めたり、試合やキャンプなども戦略的に参加させているもよう。
試合やキャリアのことで悩むとき、コーチや先輩・仲間などが大きな力になってくれそうですが、それはやはり、ほどほどの規模で面倒見の良さが大事かなと思います。。

あまり有名選手やコーチがいないスタジオでも、若手育成(自分の子供のことも多いと思います)に意欲的なスタジオは、有名コーチを定期的に呼ぶことはもちろん、現役トップ選手を呼んで若手やジュニアを教えてもらったりということもやっているみたいです。それをメインコーチ(親のことも)が一緒に見ていて普段の指導に当たり、自身の指導力Upにもつなげているんじゃないかな、と想像。

日本選手は、ジュニアなど早期からやっている選手も増えてきていますが、学連など大きくなってから始める人も大勢。でも他のダンスや運動などで基礎体力・能力がある人もいるので、育成環境などが整えば、もっと上に行けるんじゃないかな、と思います。(まあできれば中高生あたりでできれば一番効率がよいのでしょうが。。)





ブログ アーカイブ

このブログを検索

人気の投稿

注目の投稿

■2024年の注目の試合(暫定)

来年の事を言えば鬼が笑う、とはいいますが。。ダンスの結果を追うにはやはり予定が分からないと! というわけで、2024年の追いかけたい主要な試合の日程をメモしておこうと思います。 ・まだ判明していないものもあるので、順次加えていくことになります。 ・間違いや日程変更などで修正するこ...

QooQ