2017年のブラックプールのコングレスの動画なのですが、とても良かったので貼っておこうと思います。
現在チャンピオンのトロールス&イナは、この当時はU21で優勝してから10年、2015年にターンプロし2016年からファイナリストだったようです。
ベーシックの上に積み重ねる層(layer、以下カッコ内は私の意訳です)として、Technipue(技術)、Intention(意図、何を見せたいか)、Sensing(感性、感じること)を取り上げ、実例と解説を上げてくれています。とても分かりやすく、そしてとても美しいです。
Technipueではキューバン・ロックなどのベーシックをもとにもっと難しいフィガーに発展させている様子、IntentionやSensingでは表現の深め方を見せてくれ、同じコリオでも曲や状況で如何に違うように踊るか等を突き詰めているのに感心しました。やはり踊り手もクリエイティブでなければ、なんですね。
Troels Bager & Ina Jeliazkova
5:00 ルンバのベーシック(キューバンロック)
-3つの要素、weight change, proximity, cuban motion
6:20 上記の発展形
-第1のlayer technipueについて
8:55 ChaCha (ここまで音楽なしで踊っているのにシンクロ度が高くて驚愕)
-第2のlayer Intentionについて
10:20 曲に合わせてChaCha
-音楽性の豊かな彼らの踊り、すばらしい
12:40 イナによる解説と実演
-intentionどうやってやるのかは多くの道・やり方がある
-「光が顔に当たり徐々に足の方へ」「彼が現れるが私ははじめそれを無視している」などのイメージングと表現力がスゴイ
-Sensingについても説明
16:55 ルンバ
-アレマーナなどを取り入れたベーシックな踊り(でも情感もあり素晴らしい)
18:45 上記と同じ曲でより競技仕様(competitive)
-ドラマティック。。そして解説つき
23:16 ルンバ
-Caynon Breezeの素晴らしい曲とともに。やはりイナの表現力は並外れています。
以前記事にした、イナのアーム・スタイリングのレクチャー(→記事)でも、オリジナリティのある独創的な表現をすることの重要性を話してくれていましたよね。やはり競技の場、しかも最終予選やセミファイナル等々で抜きんでるには、こうしたことを突き詰めていく必要があるんだろうな、と思いました。
ちなみに彼らも先日、日本で行われたショー、ワールド・スーパースターズに参加していたのですが、パソの演技中にトロールスが怪我をしてしまったそうです。医師の診察も受け大事ではなさそうなのでほっとしましたが、より早く回復されることを祈っています。
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