日本ではダンスをやる人、選手になる人も減少傾向だとか。
ダンスは老若男女楽しめるもの。
せっかくそんな特徴があるのに、なんとなーく、新規の人を増やしたい、という作戦では効果が薄いような気がします。
もっと年代別にアプローチを変えてみるのはどうでしょうか?
今回は、今のところ私が考える年代別アプローチをメモしておこうと思います。
おおよそですが、次の5つにカテゴライズしてみました。
①幼稚園~小学校低学年
ここは激戦区。日本は習い事大国だし、ここで勝負するのは難しそう。まずは選手や愛好家のお子様、お孫様などを中心に、かなと思います。
海外はジュニア戦もキャーキャー応援したり盛り上がっているから、そういうので目を引くとか?(日本のジュニア戦の動画も少し見ましたが、人数も少な目でちょっとおとなしいかも)。
ママ世代に「ダンスを習うと良さそうね」と思ってもらわなければならないと思います。
☂Юниоры 1 (до 14лет)(Open) #Samba(S) Финал ST(5)+LA(5) Чемпионат и Первенство РБ по танц спорту 2021
2013 German Open | Juvenile II Standard Final
②小学校高学年~高校生
むしろねらい目はここかな、と思います。
理由は2つ。
◎子供の頃からやってきたスポーツや習い事もこの辺りでだんだんふるいにかけられ、辞めてしまうことも多い。そういう人達をターゲットにしてみる。
甲子園や高校サッカーなど見ても、レギュラーが活躍する後ろにスタンドで応援している大勢の出れない選手たちがいます。やめてしまう人もいるでしょう。その受け入れ先は悩ましいところ。
教師の不足や多忙で部活が外注もされるなか、野球では本気派・エンジョイ派と分けて受け入れ先を作ろうとする動きも。エンジョイ派を見捨てずに野球を楽しめるよう工夫をしたりしているそうです(→SportsNavi記事)。とはいえ、そういうのはまだ少数派。
スポーツや体操・バレエなどをやってきた子たちは、運動神経もよく、ダンスに向いている子もいるはず。サッカーなど、球技系ではダンスを取り入れたトレーニングなども流行っているらしい(→以前の記事)。そもそも、最近の男子学生は結構踊ることが好きな子は多いです。そうした層を取り込むのはアリだと思います!
PNFCのトレーニング合宿IN丹波。
(ダンス部じゃないです。サッカーチーム)
◎受験が終わって、さあやろう!と思っても経験者優先でできない、という子も多い。
この層は何かやりたくても受け入れ先がなかったり。部活になじめずフィットネスクラブに行くこともあるのだとか。ダンスはこのくらい始めても、十分楽しめるし、選手になる可能性もあります。学連などで続けてもらうということもあり得るでしょう。
①や②の層の勧誘にはできれば、同世代がいるのが望ましいですよね。デモなども5歳位上まででしょうか。業界の慣例でプロの先生のデモでも見せてあげようか、となるのでしょうけれど、、10歳以上離れているとちょっと違うかなと思います。
③20代~40代
この層は、仕事、子育て等も忙しいと思われます。前回の記事の体験型みたいのでなじんでもらいうのがメインかも。
中にははまってやる人もいるでしょう。。でも金銭的に余裕がある人ばかりではないので、これまで主流の高額コース以外もほしい。。今でもお手頃でも中身の濃い団体レッスン等もあるのでしょうけれど、通の人しか分からなかったりしますし。もっと分かりやすくあちこちにあればいいのに。。
④50代から60代
子育ても終わり、時間も金銭的にも余裕が出てくる人もいるでしょう(介護の声も聞こえてくるけれど)。体力もまだありますが、健康も気になり、運動を始める人、始めたい人も多いです。こちらは高齢者むけとは違った、体力UP運動能力UP、それと交流が楽しめるものがあるといいと思います。
今はガチでゴージャスな層(GG層)の個人レッスンが多く、団体レッスンも試合に出るような熱心なGG勢が主流かと思われます。もうすこしお値段も内容もマイルドでエンジョイ系(LU層 --light user)むけのものもあるといいかな。
従前のダンスサークルや公民館パーティもありますが、教え魔問題や主催者の苦労も多そう。また、すでに社交ダンスは一般的ではなく新しい人が行くにはハードルが高い。
なのでフィットネスクラブのダンスメニューに取り入れられるような形態を考えるのが近道かなと思います。フィットネスクラブのダンス系ってすごくいろいろあって、エアロビ、ダンベルやバーベルなども使うもの、ヨガ、キックボクシング、ズンバやバレエなどダンス系、なんでもあり?!って感じ。
それともご夫婦、カップル、友達同士で楽しめる、みたいな方がいいのかな。チケット制などでプロや上手い人を雇って踊る的な仕組みは本当に合理的で満足度も高いけれど、以前風営法があった状況(→以前の記事チケットについて思う)が思い起こされる面もあり、どうなんだろう。かといって、今どきは変な人もいたりするし。ここは現代の状況にあった社交ダンス、パーティってなんなんだろう、と考えさせられるところですよね。
⑤70代~
愛好家の中心、時間もお金も熱心さも桁違いのGG層はもっと大事にして、もっと満足度の高いパーティ、プロアマなどのイベントがあるといいな、と思います(参考→プロアマも盛ん!愛好家向けのサービスも充実、エメラルド・ボール)。デモが好きな、やってみたい人も結構いそう、ホテパよりお手軽なものも増えてほしい。
これから始める方には、健康志向、でしょうか。ここ向けの働きかけは今、結構やっていそう(というか写真など拝見するとここがメインのような。。他の層への働きかけがむしろあまりないかも)。
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