クラシック音楽を分かりやすく親しみやすく紹介してくれる番組、クラシックTV。
こちらではMCの一人、鈴木愛理さんがウィーンでウィンナワルツを踊る姿が素敵で話題になってました。9月と年末に放送されていました。
【クラシックTV】 12/26(木)夜9時 / 年末年始も!旅するクラシック in ウィーン | NHK
(画面中のyoutubeで見るをクリックすると、youtubeのサイトに行き見れます)
番組ではもう一人のMC、ピアニストの清塚信也さんとウィーンを訪問、コンサートホールや名作曲家の由来の地を訪れる、といった内容。そして、その中でウィンナワルツを披露するコーナーがあったのです。とても素敵でした!
現地のスクールでレッスンして、ドレスを選んでレンタル、舞踏会で踊る風の映像。。おそらく1~2時間のレッスンで踊ったのかなと思います。愛理さんはアイドルで踊りのたしなみはありそうですが、おそらくウィンナワルツは初めて、、でもお相手の男性の先生も上手そうだし、短時間でも十分できそうですよね。。
デモや競技会で踊るレベルに達するにはもちろん鍛錬が必要ですけれど、気軽に踊る程度だったら、何とかなりそうかなと思います。
そんなこんなで、2~3時間で「レッスン+華やかで映える会場でダンス」みたいな単発の体験、タイパも良く、一般の人に受けるのではないかと思います。
そうした体験で大事だな、と思うことは3つ。
①単発のレッスンで、気軽に映える体験
体験や初心者向けのものは、内容を絞り込んで気軽にできるもの、かつ写真などでSNS映えするものが望ましいと思います。
今は昭和の世代のように根性でできるようになるまで必死に頑張る、という人は少なそうですし。。「パーティのような場で踊るには●か月の修行が必要」では、魅力がないですよね。
30分位のレッスン+舞踏会風に踊る(上記動画の愛理ちゃんみたいな)など、気軽にかつ華やかな体験ができることが大事だと思います。
簡単な貸衣装などで映えるようにしてあげるとか。。いろいろアイデアはありそうです。
他の習い事、たとえばお料理や手芸などの習い事も、最近は単発の教室も増えてきています。
パリの料理教室の中には、単発レッスン主体のお教室もありました。
短時間のものではランチ代わりの30分コースも。お昼の時間に30分でお料理作って、その後30分位でそれを食べてランチ代わりにする、といったものです。
オプションでワインやお茶、先生の作ったデザート(アートな感じですごかった)などいただけ、満足度高かったです。
オフィスワーカーや観光客もいて賑わってました。webで「あ、この日開いているから予約」みたいな感じで気軽。エプロンも使い捨てのを提供してくれるし、持ち物なしで行けばよいというのも手軽。2時間コースなど長いものもあり、こちらはマカロン作ったり、マルシェで買い物をして料理とか。
日本でも、2時間等のお教室で手芸作品を完成できるものもあり、満足度高い上に、予約もwebで手軽というのもありました。友人はまた行きたい、おすすめだよと教えてくれました。
このように、新規の人目線で使いやすいサービスが必要かなと思います。
②がっつり社交ダンスでなく、親しみやすいものでも良いのでは
踊りのステップや組み合わせは、いわゆる定番と言われる社交ダンスのステップをがっつりたくさん覚えるというのは、短時間でこなすにはハードル高いですよね。
ここは思い切って柔軟に、ルールや定番をアレンジすることもアリだと思います。
4小節ぐらい踊ったら、左右に揺れて休憩みたいのでもいいし。見た感じが華やかで簡単なものがいいかな、と思います。
ホールドも女子は左手でスカート持つのも素敵。初心者なんでボディコンタクトはなしで(初心者は絶対嫌という人多そう)、お互い肘を持つぐらいでもよし。
イメージは以前記事にした「本物のセレブの舞踏会。ル・バル・デ・デビュタント!」のような感じかな。。
できれば音楽も素敵なもので。。
あと、以前記事にしたアメリカのディズニーランドのイベントみたいのもいいかな~(以前の記事→ディズニーランド(USA)のロイヤル・ボール!! シンデレラはクイックが好き)
そうそう、簡易版といえば別のスポーツですが今、ピックルボールというのが流行ってきているらしいですね!テニスの簡単バージョンていうか。
ガチのテニスだと、ボールのスピードも速いし、コートを駆け巡らなければなりませんが、こちらは老若男女、体格を問わずそれなりのペースで、全くの初心者でもゲームが楽しめるのだそうです。体育館などでもでき、アメリカではバズっていると聞きました。ダンスも熟練者じゃなくても楽しめるものを、従前の社交ダンスの枠にとらわれ過ぎず、もっと工夫した方がいいと思います。
次くるスポーツはこれだ!全米で大バズり「ピックルボール」って?
③恒常的なイベントになること、人目に触れること
ダンスの体験会、お祭りでやってみた、みたいなのも時々目にし素敵だな、と思うのですが、その後がない。
やりたい!と思った人も次どこでできるかが分からないことが多いと思います。じゃ、教室やサークルに!って業界の人は思うのかもだけど、一般人にそこまでの勇気はなかなかない。。まずは何回かやってみたい、楽しんでみたい、ぐらいなんで。
こういうものは、「モールの広場で毎月やってます」とか「翌週の会場はこちら!インスタ、Xにもあります」「素敵な○○でドレスアップして踊れる体験、予約はこちらのwebで」みたいなので、人々を継続的に惹きつけていく必要があると思います。そうすれば、地元の雑誌・新聞・TVで、またはSNSで取り上げてくれる人々・機会も増やしやすいですよね。
あと、ダンスのお教室って地下だったり、2階以上だったりが多いかなと思います。あまり人目に触れず存在に気づけないし、気づいたところで入りずらい。音の問題等もあると思いますが。。
でも期間限定ででも、ガラス張りの外から見えるところで、というのもアリかと思います。エグザイルのダンス教室(以前記事)も前は通りからレッスンの様子がちらっと見えたりしていました。何度か通りかかって見て、気になって、勇気をもって体験、という方もいると思います。映画シャルウィダンスも通勤途中でお教室の先生を見かけて、がダンスをするきっかけだったですよね。
おそらく業界が発展するには、大きな三角形のような人数構成が必要。。思い付きをいろいろと書いてしまいましたが、ともかくもまずは軽くやってみた、見てみた、楽しかった!みたいな人々が増えていきますように。。
0 件のコメント:
コメントを投稿