メジャーリーガーの菊池雄星選手の話が面白かったです。
上達するため、そして練習についての考え方についてです。
まだ習い始めの方だったら、先生やコーチに教えてもらったら割とすぐに「あ、分かった」「あ、できた」ってなることも多いと思うのですけれど、やはり上級者になると「分かる」と「できる」の差も大きいだろうし、その微妙な感覚をつかむのって難しそう。
菊池選手によると、、
練習はコツをつかむためにやるもの、なのだそうです。菊池選手も甲子園の前日に急にコツをつかむことができ、それまで最速が142kmだったのが152kmの球を投げれるようになったのだとか。え~スゴイ!
そして、100回練習する人より1000回練習する人の方がコツをつかむチャンスが10倍になる。だから練習する。。
量に対する考え方がなるほど、ですよね。
成長は常に右上がりではなく、停滞期やプラトー期もある。そこでコツをつかむまで頑張ることが大事。多くの人はあきらめてやめてしまったり、違うことを始めてしまう。耳が痛いです。。
【菊池雄星 #1】練習はコツを掴むため|ドリームキラーに惑わされない
開始位置を「練習はコツをつかむためにやる」にしたのですが、その前の生い立ちの部分等も面白かったです。
菊池選手は小さい時は野球だけでなくいろいろなスポーツや習い事をしていたそうで、マルチスポーツだなって思いました。1つだけを子供の頃からやるより、いくつかやり選ぶ方がメンタルやケガ等の面でもダメージを受けにくい、という考え方も最近はあるようです(以前の投稿「日本の若手選手を増やしたい?いくつかのアイデア。。」)。
菊池選手は読書家で研究熱心、なのでお話も面白く、他にも聞いてみたいなと思うものがいくつかありました。
話は変わりますが、野球を始め、多くのスポーツ、そして人気のあるものはどんな強いチーム、どんなスゴイ選手もずっと勝ち続けることはないですよね。
どんなにすごいピッチャーでもすべての試合に三振ストライクだけ、なんてないし(ノーヒット、ノーランも珍しいから価値がある)。
菊池選手も言っていたけれど、6回2失点でサイヤング賞、6回3失点でマイナー行きが見える、というものだそうです。すごく微妙な線なんだなというのも驚きでした。
また、どんなにすごいバッターでも毎回ホームランを打つこともない。
3割打者ってすごいと思うけれど、逆に考えると7割は打てない、失敗しているわけですものね。
夏の甲子園は勝ち続けた高校が優勝するけれど、短期間のことだし、優勝候補の学校だって負けたりする(だからドラマティック)。
けれどダンスは上位になるほど固定的。。
なんていうか驚きが少ないし応援や観戦も盛り上がりにくいのかも。当日の出来だけでなく過去の実績など諸々が加味されている感も。なので外部の人に勝敗が分かりずらいと言われても仕方ないというか。。
審判も人によっては身内びいきだったり、自分のレッスンを受けに来たか(審判は過去の有名選手で教えの仕事をしていることが多い)などが透けて見えることもないわけでもないらしい。。まあ、採点競技って難しいですよね。
そんな中、先日行われた中国北京の試合Beijing Open Dance Festivalはなんと試合中に審査結果が会場内のディスプレイに表示されるというもの。。
たしか去年も見かけて、強烈、そこまで?!とか試合中に気になっちゃうかもと心配になりましたが。。逆にジャッジのえこひいき(?笑)みたいなのを防止する効果もあるのかなとも思いました。
ダンスの場合、通常その場で分かるのは、個々の審査を集計した最終順位のみ。それぞれの審査員がどんな評価をしたかは、後から見ることはできますが、その場では確認、批判することはできないことが通例だと思います。
でも、その場で誰がどうジャッジしたか見えれば、あ、あのジャッジはなんで?ってなるかなって思いました。ちょっとは効果があるかな?
オリンピックを見ていたら新体操は審査結果にクレームをつけて再確認、みたいな場面があったけれど、そういうのもダンスはないみたい。野球、サッカー、テニス、バレーボールなどもチャレンジ制度があって、判定に再審査があるけれど。。
そんなこんなを考えると、ダンスの順位ってあんまり意味ないのかな、と思うこともあります。そう、見たいのは、良いダンスなわけで(私の場合)。
でも頑張っている人、良い踊りをしている人が評価されるのが正しい気もする(あれ?)。

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