■ドロンさんによる深堀り。WDSFのSNSルール。

2024-07-03

sports various

 



■ドロンさんによる深堀り
私なりに気づいた点等をブログで書いていたのですが、ドロンさんが日本のダンス界の現状、問題点等の観点から、考察を加えてくださっています。

試合のチケットの高騰化、ファン層の高齢化、育成問題、そしてSNS等による広報等。。
とても勉強になりました。


なかなか解決が難しいものもありますが、選手の育成などは一歩踏み出せばいいのに、、というレベルかなと思います。。でも動かないんだろうな。。

今の選手が海外で成績を上げられる人が少ないことを嘆いて、もっと厳しく、海外で修行だ!といった向きもありますが。。
国内でそこそこ練習しているのではダメなことが問題なのではないでしょうか。選手だって努力もしているし、国内で試合も結構たくさんあるので競争はある(中国等ほどではないにせよ)と思います。。

少し乱暴な例えですけれど英語学習でいえば、日本人同士でカタカナ英語や和製英語でディベートをさせられているが、海外に行ったら通じなかった、みたいな感じではないかと思います。。(国内の地域差の問題もありました。。)

最近は香港やタイなどのキャンプ(著名なコーチや現役トップ選手も多数登場)に行って刺激を受けてくる人もいるようで、良いことだと思いますが、なぜ日本にはそうした環境を作れないのでしょうか。。

またコメントで中・ロの人々が来て駆逐してしまうかも。。と強めに書いてしまいましたが。。あながち全く非現実的ともいえないと思います。
中国は、不動産不況等々、で海外移転の動きがあり、ニュースで米国に難民が急増という話も目にされた方も多いでしょう。日本は円安ですし。。
またロも例えば有力選手の多いスターライトが先日も京都の大会にやってきて、レッスン等も行っていたようです。これまで中国等進出しやすいところから、台湾、そして日本にも、と小出しにやってきているのかな、という感じ。国際大会の参加や海外での活動も厳しいのである意味必死だと思います。ちなみにスターライトの●スラン氏は、●ー●ン大統領から「ロシアの人民芸術家」という称号を授けられたロシアダンス界の大物●ポフ氏とも一緒の写真も出していて、、という感じです。

確かに改革・変革は大変なのかもしれませんが、最近サッカーやバスケ・バレーなどのスポーツ分野ではそれらに成功し、興行化・収益化がすすみ、競技レベルも世界的に向上しています。それらの改革には、業界を愛するOBたち、またビジネス・スキルの優れた人物(スポーツ経験者かつ大企業や銀行等の経験があるなど)が尽力しています。

ダンス界の偉い方々はダンスのプロ・先生ではあると思いますが、おそらく経営や企画・営業等の経験や実績がなさそうだし全てを求めるのは酷なことなのかもしれません。。でも、ダンスも学連などの出身者で有能な方々も他のスポーツより多そうなのにな、と思います。


■WDSFのSNSルール
日本インター、地方インターでは写真や動画の取り扱いに厳しい注意が飛んだり、その割に緩い面もあったり。。先進的な北海道が活用するのに、といった地域差もあり。。多くの人がなんだかな、、と不満を持ったのではないでしょうか。。

以前バスケ界の話もしましたが、いまやSNS等の活用は重要なメディア戦略となっています。

ダンス界の海外のルールを探してみたのですが、明文化しているもので見つけられたのはWDSFの”WDSF Social Media Rules”でした。

Google翻訳ですが、いくつか抜粋すると。。

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前文:WDSF は、誰もがソーシャル メディアに参加し、投稿、ブログ、ツイートすることを奨励し、サポートします。ダンススポーツの経験。 WDSF は、人気の一環としてこのようなメディア活動に取り組んでいます。
ダンススポーツ。 WDSF は世界中のダンススポーツの最高統括団体でもあるため、WDSF は同時に連盟、その代表者および会員の評判を守る責任を負う
そしてダンススポーツそのものについても。この意味で、表現の自由は、以下のことがない限り維持されるものとする。
正当な利益は守られなければなりません。この文書では、この 2 つを実現するための基本的なルールを設定します。

2.4 第三者の通信には、WDSF イベントで撮影された写真を含めることができますが、WDSF の活動で撮影された音声またはビデオ コンテンツは含められません。ただし、この条項は、個人的および非商用目的での録音を制限するものではありません。同様に、WDSF 会場外で撮影されたビデオおよび音声コンテンツは、この条項の制限の対象にはなりません。 

2.5 第三者の通信は、商業目的および/または広告目的であってはならず、個人または組織に危害を加えたり、非難したり、軽視したりすることのみを目的とするものであってはいけません。第三者の通信は、放送局およびスポンサーの権利を侵害してはなりません。

2.6 第三者の通信は、他の個人または組織に関する機密情報または私的情報を開示してはなりません。競技会場および公共エリアの外にいる人物が写っている写真は、掲載前に写っている人物の同意が必要です。

4 監視
委員会は、WDSF ウェブサイト、YouTube チャンネルなどのその他のすべての WDSF 出版物、および DanceSport を扱う既知のプラットフォームを監視し、本規則に定められた原則が遵守されていることを確認します。

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と、メディア戦略としてSNS等を重視しており、かつ商用禁止、倫理違反には厳しくといった姿勢も見えます。

WDSF自体個々のカップルの動画をリストにしたりしていますが、なんとなく観客等が撮った中で良いものを公式化しているのでは?と思うこともありました。上手いですよね。
ライブ動画も多く、質は混在という気もしますが頑張っています。

また2.6のところで、私的情報を尊重しフロア外は厳しくというのも、共感。。日本ではとにかく何でもフロアはNG、他のところで撮って、というのが多い感じ。でもすこし違和感がありました。というのも、選手達は試合の場であるダンスフロアで良い踊りをし、見てもらうために練習しているのに、なぜ見てもらう前提のフロアは絶対NGで、それ以外が推奨されちゃうんだろう、と(特にプロ)。

( フロア外の動画って、て思う映像。もちろんニノに話したうえでアップしていると思いますが、こういうのがメインになってしまっては違うと思う 。。ニノの動画 (でもかわいい!もちろんダンスの素晴らしい動画もたくさんあります))


北海道の、ジュニア選手の撮影は親だけ、といったものもとても良いな、と思いました。例えばジュニア選手の撮影は腕章をしている親だけ可能で、それ以外の方が撮影している場合はご注意か挙手ください、みたいなアナウンスなどもできると思いました。他にも配慮が必要な場合、工夫できると思います。

あとダンスフロア内の良い写真等も、選手にいちいち許可を取ってから、というのも良くありますが、面倒だし海外の選手などはなんで?という感じではないでしょうか。。フロア内の写真等にはエントリー時に一括許可といった条項を盛り込んだりして対応する(そのようなショーもあったと思います)といった工夫も検討の余地があると思います。

SNS等には功罪あるので慎重さは大事ですが、今の社会それなしで広報するのは非常に困難と思われます。また、違法アップロードの質の低い動画などなど、今でも問題があるからこそ、SNS等のメディアに慣れ、それらに対応できる体制を作るべきだと思います。そして、むしろ活用できるように工夫していく方が良い、いやそうあるべきだ、といった意見の方は少なくないのではないでしょうか。。









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